イタリア女子バレーボールリーグ後半第7節、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間2月11日(日)にベルガモと対戦し、3-0(25-20, 29-27, 25-22)で勝利した。
第1セットスタメン
キエリ
OH:スキナー(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:グレイ(イタリア)、ヴァイツェル(ドイツ)
OP:グロベルナ(ベルギー)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)
ベルガモ
OH:ネルヴィニ(イタリア)、ダヴィスキバ(ベラルーシ)
MB:ブティガン(クロアチア)、メランドリ(イタリア)
OP:ダシルヴァ(ブラジル)
S:ジェナッリ(イタリア)
L:チェキェット(イタリア)
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
MVP:MBカミッラ・ヴァイツェル 15得点(うちサーブ5、ブロック1) アタック効果率63.63%
これでキエリは通算成績11勝9敗36ポイントとし5位を維持。
次回は日本時間2月17日(土)23時00分からコッパイタリア準決勝をコネリアーノと対戦する。
コーチケントのコメント・解説
ほぼ満員のファンが私たちのホーム「Pala Fenera(パラ・フェネラ)」に駆けつけてくれて、エキサイティングな1日となりました。
前回、タイブレークで辛くも勝利した好敵手という事で、万全の準備をして望んだ一戦でした。
第1セット、相手のスロット5からの攻撃を抑え続ける事が難しく、18-17の場面までスキナー選手の得点が出ず、またグロベルナ選手に対するセットがアンテナを越えるほど長くなってしまい、肝心のアタック得点を挙げる事が簡単ではない展開となりました。結果的にはセットを奪いましたが、雲行き怪しい展開。
第2セットは終盤まで相手にリードを許す展開。代わって入ったセッターのモレッロ選手がMBをスロット1に入れ、オープニングエリアのスロット5の攻撃でアウトサイドの得点を重ね、サーブも効果的に打った事で逆転に成功し29−27で奪取しました。
第3セットは、そのままスタートで起用されたモレッロ選手の活躍もあり、レセプションアタックの効果率が50%と高い数字を残し、特にアウトサイドのオモルイ選手、ミドルのヴァイツェル選手が高い効果率でチームを牽引。
ヴァイツェル選手はサーブでも5得点とスコアラーとしてチームを牽引、普段あまり使用しないバックスライドの攻撃も繰り出した事で、バリエーションを見せる事も出来たのは次の試合にも繋がると思います。
相手のラリー中のアタックをもっと組織的に防ぐ事ができれば、有利に試合を運ぶ事ができるのは確実なので、フロアディフェンスとをもっと信じてブロックを抑えにいけるよう、次に向けて準備を進めたいと思います。
次戦は、コッパイタリア準決勝vs.コネリアーノ
思い切り戦いたいと思います!
Photo: legavolleyfemminile.it,、Victor Avondo、コーチケント提供