試合レポート

築城智所属ベルリン、欧州チャンピオンズリーグ4季連続準々決勝進出を決める!

欧州チャンピオンズリーグプレーオフ2レグ、築城智所属のベルリン(ドイツ)は現地時間2月8日(木)にトゥール(フランス)と対戦し、3-0(25-22, 25-18, 25-22)で勝利した。

第1セットスタメン

ベルリン

OH:カール(フランス)、ショット(ドイツ)
MB:タムメマー(エストニア)、モテ(オーストラリア)
OP:ソトラ(チェコ)
S:ティレ(ドイツ)
L:築城

トゥール

OH:メンデス(アルゼンチン)、タムメアル(エストニア)
MB:ナシメント(ブラジル)、パーキンソン(オランダ)
OP:ドラメネト(ブラジル)
S:チョリッチ(ボスニア)
L:ラモン(フランス)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、MBパーキンソンのブロックなどで1-3とトゥールがリードする。そこからOPソトラのスパイクなどでベルリンが同点に追い付いたりしたが、OPドラメネトのスパイクなどでトゥールも得点を重ねて15-16とトゥールが先行する。しかしOHカールのパイプ攻撃やMBタムメマーのブロックなどで19-16とベルリンが逆転。トゥールもOHメンデスのサービスエースなどで19-19とすぐ同点に追いつくが、その後OHショットのブロックなどで22-19と再度ベルリンが抜け出す。そのまま最後はトゥールのサーブミスで25-22でこのセットをベルリンが取る。

第2セット、序盤からOPソトラのスパイクなどでベルリンが5-2とリードする。さらにMBモテのサービスエースなどで11-6、MBタムメマーのサービスエースなどで17-9と点差を大きく広げる。そのまま最後はOHカールのスパイクが決まり25-18でこのセットもベルリンが取る(この時点でベルリンの準々決勝進出が決まる)。

第3セットは消化セットとなったためお互いメンバーを大きく入れ替えて臨む。序盤はOPマレシャ(ドイツ)のスパイクなどで8-6とベルリンがリードする。その後MBクライモン(チェコ)のブロックなどでトゥールが連続得点を決めて9-11と逆転するが、MBサショ(スロベニア)のブロックやMBクリック(ドイツ)のサービスエースで17-15とベルリンが再度前に出る。終盤はOHタット(エストニア)を中心に得点を重ねると、最後はトゥールのサーブミスで25-22とし、このセットもベルリンが取り切る。

この結果ベルリンが3-0でトゥールに勝利した。

MVP:マレク・ソトラ 11得点 アタック効果率71.42%

L築城智 サーブレシーブ成功率31%

この結果ベルリンは1レグも3-1で勝利していたことから欧州チャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めた。準々決勝の相手はトレンティーノ(イタリア)で、1レグは日本時間2月21日(水)27:30から行われる。

CEVチャンピオンズリーグ男子:https://championsleague.cev.eu/en/men/

トシキのコメント

この試合は現地観戦しました。

3000人超のキャパシティの体育館はホームのトゥールファンで埋め尽くされて会場は熱気に包まれていました。

しかしやはり地力があったのはベルリン。特にアタック決定率の高さに大きな違いがみられ、比較的に楽に得点をしていくベルリンに対し、トゥールはアタックがなかなか決まらず失点も多かったです。

リーグ全体のレベルで言えばおそらくフランスリーグの方がレベルは高いと思いますが、やはりトップチーム同士の対決になるとドイツに軍配が上がります。その中でも特にベルリンのチーム力は群を抜いていますね。

そんなチームで2シーズン目を迎えた築城は安定した活躍で、守備面だけでなくコミュニケーション力にも非常に長けた印象でした。ドイツリーグ4季目だと流石という感じです。シーズン序盤は怪我でベンチにも入っていなかったので心配していましたが、しっかりと回復して活躍されいるところを見ることができてよかったです。

日本人唯一の欧州チャンピオンズリーグ参加選手なので、この先も頑張ってもらいたいです!

しかしベルリンはここ3シーズンは連続でチャンピオンズリーグ準々決勝敗退。今年も次の相手はイタリアリーグを見られている方ならご存知の強豪トレンティーノなので相当厳しい戦いが待っています。

でもコッパイタリアで髙橋のいないモンツァが勝ったように、何が起こるかわからないのでなんとか最善を尽くしてもらいたいです!!!

試合のハイライト動画が無料で見られるのでよかったらご覧ください!(画面右からサーブを打つときにチラッと僕が映ります笑)

Photo: CEV

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