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石川祐希がチーム最多タイ16得点をあげるも、ミラノはトレンティーノに1-3で敗れる

2023年11月16日

イタリア男子バレーボールリーグ第5節、石川祐希所属のミラノは現地時間11月15日(水)にトレンティーノと対戦し、1-3(22-25, 25-21, 19-25, 16-25)で敗れました。石川祐希は先発出場し16得点の活躍でした。

第1セットスタメン

ミラノ

OH:カジースキ(ブルガリア)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:レゲルス(ベルギー)
S:ポッロ(イタリア)
L:カターニャ(イタリア)

トレンティーノ

OH:ミケレット(イタリア)、ラヴィア(イタリア)
MB:コザメルニク(スロベニア)、ポドラスチャニン(セルビア)
OP:リヒリツキ(ルクセンブルク)
S:スベルトリ(イタリア)
L:ラウレンツァーノ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、OH石川のブロックでミラノが先制点をあげます。そこからミラノはOPレゲルス、トレンティーノはOHミケレットなどで得点を重ねて競ったまま13-13と試合が進みます。そこからOHラヴィアのスパイクなどでトレンティーノが13-16と抜け出しますが、ミラノもOH石川のサービスエースなどでブレイクに成功し19-19と同点に追いつきます。しかし終盤にそのOH石川がブロックに捕まるなどして21-24とトレンティーノが点差をつけて先にセットポイントを握ると、最後はOHミケレットのスパイクが決まり22-25でこのセットをトレンティーノが取ります。

第2セット、序盤ミラノはOHカジースキを中心に点数を重ねますが、第1セット同様に点差が開かないまま9-9と進みます。そこからOH石川のサービスエースで11-9と2点差をつけるも、MBコザメルニクのブロックで14-14とすぐに同点に追いつかれます。しかしOH石川の連続スパイクとOPレゲルスのブロックなどで19-15とミラノが一気に抜け出します。その後もミラノは点差をキープし、最後はOPレゲルスがスパイクを決めて25-21でこのセットをミラノが取ります。

第3セット、序盤は再び競った展開となりますが、OHラヴィアのスパイクやサービスエースでトレンティーノが8-11と抜け出します。その後さらにOHミケレットのサービスエースやスパイクで15-19とトレンティーノが点差を広げます。終盤にミラノは途中出場のOHメルガレホ(キューバ)がスパイクで得点するも、最後はOHラヴィアのブロックが決まり19-25でこのセットをトレンティーノが取ります。

第4セット、出だしからOPリヒリツキのブロックやスパイクが決まりトレンティーノが1-4と先行します。その後もMBポドラスチャニンのブロックなどでブレイクを決めたトレンティーノが4-10と点差を広げます。ミラノはOHメルガレホのスパイクやブロックで9-11と2点差まで点差を詰めますが、すぐにOHラヴィアのスパイクなどで9-13と点差を戻されます。さらにMBコザメルニクのサービスエースなどで11-18とトレンティーノが点差を広げます。その後もサーブミスが続いてミラノはブレイクが取れず、最後はMBコザメルニクのスパイクで16-25としたトレンティーノがこのセットも取ります。

この結果1-3でミラノがトレンティーノに敗れました。

MVP:OHアレッサンドロ・ミケレット 20得点(うちサーブ2、ブロック1)、アタック効果率55.17%

石川は16得点(うちサーブ2、ブロック1)、アタック効果率27.59%でした。

これでミラノは通算成績1勝4敗4ポイントとして暫定10位となりました。

次回は日本時間11月20日(月)2時00分から同11位のカターニャと対戦します。

イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

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トシキのつぶやき

強かったトレンティーノ。

ミラノはセットを取ることができた第2セットを除いてサーブで攻め切ることができず、逆に相手のサーブとブロックに苦しんで、トレンティーノに試合を有利に進められて行ってしまいました。

トレンティーノのサーブにカジースキが狙われてしまい、ミラノのサーブレシーブが大きく乱されてしまいました。またブロックに関しては、特にミラノのクイック攻撃がトレンティーノにきつくマークされていて苦しんでいたように見えました。

石川個人としては全体の数字はそれほど悪くはなかったと思いますが、勝負所での被ブロックだったり、セット終盤のサーブミスだったり、フェイクセットのミスだったり、ここぞという場面で力を出し続けられなかったように感じました。

MVPのミケレットのパフォーマンスはすばらしかった。サーブレシーブで乱された部分もありましたが、高い打点から長く打ったり、軟打を織り交ぜたりもしてミラノに対応させてくれませんでした。ブロックの上から打たれる場面も少なくなかったと思います。

これでミラノは早くも4敗目を喫してしまい、コッパイタリアの出場条件である前半戦終了時点で8位以上となるにはもう負けられなくなりました。

コッパイタリアはここ2シーズン連続でベスト4に進んでおり、チームとしては今年こそ決勝進出を目指していると思うので、ここからなんとか前半戦全勝でコッパイタリアの切符を掴んでほしいところです。

次戦の相手のカターニャは今季スーパーレガ初参戦のクラブで現在の順位的にもミラノより下なので、まずは次戦に勝って弾みをつけたいところですね!

フォルツァ・ミラノ!!

Photo: legavolley.it

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