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石川祐希、イタリアリーグ開幕戦は黒星スタート …

2022年10月4日

現地時間10月2日、イタリアセリエAスーパーリーガは石川祐希が所属するミラノ対チステルナの試合が行われ、3-0(25-22, 25-19, 25-23)でチステルナがミラノを下しました。ミラノはホームでの開幕戦を白星で飾ることができませんでした。

この前日に髙橋藍が所属するパドヴァが強豪モデナ相手に劇的な勝利を収めていたのでそれに続くかと思っていましたが、そんなに甘くはなかったですね。セットカウントは3-0、第1、3セットは点数こそ詰めていますが、試合はほとんどチステルナのペースで進んでいたと思います。

ミラノはオポジットのパトリィ、ミドルのロセルは高いスパイク決定率を見せ、石川もサーブで狙われる中でも高いサーブレシーブ成功率でチームを支えていました。しかし、この日のミラノは全体的にサーブ効果が悪かったです。サーブミスも多かったですし、入ったとしても相手にプレッシャーをかけきれていませんでした。サーブターゲットがチームとして定まってないようにも見えました。

また石川の対角でこの日がイタリアリーグデビュー戦だったエバディプール(イラン)のスパイクの調子が良くなかったですね。セッターポッロと合っていなかったのか、はたまた本人の調子の問題なのかはわかりませんでしたが、本来の力の半分も出せていなかったように感じました。控えのメルガレホをもっと試してみてもよかったんじゃないかなと思います。

逆にチステルナはエースこそ少なかったものの効果的なサーブを放ち、そこからブロックで仕留めるないしディグで切り返すという戦術がピッタリとはまっていたように見えました。ブロックとディグでラリーを制す形は昨シーズンミラノが得意としていたスタイルだったんですが、この日はチステルナにそのお家芸を持っていかれた形となりました。

チステルナはオポジットのジルリッチ、アウトサイドのセドラチェクのクロアチア人コンビの攻撃力が目を引きましたが、一方でアウトサイドのカリベルダ(ドイツ)、リベロのカターニャ(イタリア)の守備での貢献も大きかったですね。よくまとまった良いチームでした。

試合MVPのジルリッチ

惜しくも開幕戦黒星スタートとなってしまったミラノですが、まだリーグは始まったばかりなのでなんとか早めに今シーズンの自分たちのスタイルを確立して白星をあげてほしいですね。エバディプールの復調もそうですし、個人的には推しのロセルをポッロにガンガン使っていってほしいなと思います(笑)。

次の試合は現地時間10月8日(土)18:00(日本時間翌1:00)からモンツァとの対戦になります。戦力的には同じくらいの実力のチームですので、ここで勝ち星をあげて流れに乗りたい!頑張れミラノ!!

写真:Lega Pallavolo Serie A

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