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東京五輪メンバー12名に対する思いを語る②【ミドル編】

2021年6月29日

#15李博

バレーボールで「リー」と言えば、かつては元アメリカ代表のミドル、デイビット・リーが頭に浮かんできていましたが、今ではすっかり日本の「リー」になりました(笑)。この選手は遅咲きでした。高校時代から注目選手のひとりではあったものの、同級生の星野(現東レ)や深津三男(現パナソニック)、浅野(ジェイテクト)らと比べると注目度は格段に低かったと記憶しています。その後筑波大に進学してミドルに転向します。4年生時には見事全日本インカレで優勝を果たし、この時の柳田率いる慶応との決勝戦は僕もガラガラのとどろきアリーナ(川崎市)で観戦したわけですが、李の印象はほとんどないです。当時はどちらかといえば慶応を応援していたこともありますし、また筑波には出来田(現堺)、前田(現WD名古屋)、久原(元JT)など李の他にも注目選手が多かったのでそっちばかりに目が行っていました。李選手ごめんなさい(笑)。

それから東レに進み、ミドルの選手層が厚い中で出場機会を獲得。藤井と抜群のコンビネーションを武器にVリーグ制覇、そのまま2017年に代表デビュー。当時26歳での代表デビューに個人的には「あの日向学院の李さん?ここにきて代表!?」という衝撃でございました。これもまた成長し続けられた結果ですね。それからは代表でも「東レライン」を武器に存在感を発揮。李が前衛にいるときはBパスでもワクワクします。この間のVNLでも健在で高い決定力を残していました。今では関田もやや強引なセットを彼にあげるようにもなりましたね(笑)。また変化の大きいジャンプフローターサーブも武器。彼のサーブ力が他のミドルのサーブ力向上に一役買っているんじゃないかと勝手に思っています(笑)。今回選ばれた3人のミドルの中では最も小さい、唯一の190センチ代ですが、個人的に一番活躍を期待している選手です。12人中唯一の九州男児である点もポイント高い(笑)。有明での「ふじーりー」を楽しみにしています!!!

写真:FIVB

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