バレーボールの2022男子世界選手権は8日、ポーランドのグリヴィツェで準々決勝の試合が行われ、予選でも同一プールだったポーランドとアメリカが再び対戦。
12000人を超える観客が見守る中、ホームのポーランドが先に2セット連取するも、その後アメリカが2セットを奪い返し試合はフルセットへ。最後はファンの声援を力に変えたポーランドが勢いを取り戻し3-2(25-20、27-25、21-25、22-25、15-12)で勝利し、準決勝を決めた。
バルトシュ・クレク(ポーランド)
―第5セットにカムバックすることができた要因はなんだったと思いますか?
チームワークです。この試合で監督が何回メンバーチェンジを行ったか考えてみてください。そのすべての選手たちが今回の勝利に貢献しました。だからチームワーク、間違いなくチームワークです。誰か1人が特別だったわけじゃありません。そうではなく、私たちは最初から最後まで一緒に戦って成し遂げたんです。
―残念ながら日本代表は敗れてしまい、多くの日本のファン、特にウルフドッグス名古屋のファンはポーランドチームを応援してくれていると思います。
アリガトウゴザイマス!日本のファンの皆さんがこの大会をフォローし、ポーランドチームの幸運を願っていただけていると嬉しいです。この大会が終わったらすぐに日本に戻ります。もちろん今はこの大会のことで頭がいっぱいですが、すでに次のクラブシーズンのことも考えていますよ。
アーロン・ラッセル(アメリカ)
―試合を振り返っていかがですか?
とても長くタフな試合でした。普通は3、4セット続けて取った後に5セット目を取り返されてしまうことは少ないですが、ポーランドはファンの目の前で本当にいいプレーをしていました。彼らは自分たちが5セット目に強くなって戻ってこられることを分かっていたので、それが私たちを抑え込むとても優れたパフォーマンスに繋がったのでしょう。
―今大会全体を振り返っていかがでしたか?
成果はあったと思います。私たちはとてもタフな試合をいくつか経験し、例え厳しい試合でも立ち向かい続ける闘志を見せることができました。間違いなくより良くプレーしようとしていました。しかし、チームはケガを抱えていました。見ればわかったと思いますが、多くの選手がややゆっくりでぎこちない動きをしていました。そのような選手たちはいいサーブやディフェンスなどがある程度できないことを受け入れてプレーをしていましたが、これは私たちの未来にポジティブなものとは言えないでしょう。
―ラッセル選手個人としては大会を通してとてもよいパフォーマンスをされていたと思いますがいかがですか?
チームが私を必要としたので、懸命にプレーし得点をすることに努めました。
―次は日本ですね。
はい。JTのトレーニングに参加するのをとても楽しみにしています。日本で会いましょう!
写真:FIVB