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【世界バレー】龍神NIPPONが王者フランスに勝つには?

バレーボール世界選手権2022男子大会。カタール、キューバを下して予選プール2位、全体11位で決勝トーナメント進出を果たした日本男子代表。しかし喜びも束の間、トーナメント初戦の相手がフランスに決まりました。

フランスは昨年の東京オリンピック金メダルチームであり、今年行われたネーションズリーグでも優勝を果たしている強豪で、今大会でも優勝候補最有力として各人からその名前が上がっています。

日本としては初戦で一番当たりたくなかったチームです。今年はネーションズリーグファイナルの初戦もフランスでした。予選突破からの王者フランスという正にデジャヴです。しかし、厳しい中でも龍神NIPPONがどうすればフランスに勝つことができるのかを自分なりに考えてみました。

フランスチーム

まず今回の対戦相手であるフランスチームについて紹介します。

主なスタメン

セッターからサーブ順

11 ブリザール 196 340 S ピアツェンツァ(イタリア)
#9 ヌガペト 194 358 OH モデナ(イタリア)
#1 シネニエゼ 204 357 MB チヴィタノーヴァ(イタリア)
#4 パトリィ 207 357 OP ミラノ(イタリア)
17 クレヴノ 199 345 OH ヤストシェンブスキ(ポーランド)
14 ルゴフ 206 365 MB モンペリエ
#2 グレベンニコフ 188 345 L サンクトペテルブルク(ロシア)

ご覧の通り全員がトップクラブでプレーしています。

その他プロフィールや控え選手等についてはこちらで確認できます↓

チームの特徴

フランスは守備のチームです。サーブレシーブ、ブロック、ディグのレベルがとても高くなかなか崩れません。自分たちのやりたいことをやって勝つというより、相手のやりたいことをさせずに勝つといった印象です。

加えてミスも非常に少なく、現に予選ラウンドでは全チームの中でずば抜けてミス率が低かったのがフランスでした。

また選手たち自身が自分たちの強さとしてよく言っているのが選手同士の仲の良さ。自分たちはまるで兄弟のようで、そのような関係性が試合に生きているようです。

注目選手:ジャン・パトリィ(OP)

身長207cmの大型オポジット。ネーションズリーグファイナルでは日本を相手に得点を量産し、ひとりでアタック18点(効果率61.54%)、ブロック1点の19点をたたき出しました。その後は大会ベストオポジットも獲得。一度を乗せてしまうと手が付けられなくなってしまう選手なので、日本としてはなんとか彼にプレッシャーをかけてパフォーマンスを抑えてたいですね。

石川とはミラノで2シーズンチームメイトなので、日本としては石川のブロックに期待したいところです。しかし手の内を知っているのはパトリィも同じ。今年のネーションズでは日本とフランスは2度対戦したもののどちらにも石川は出場しなかったので、どんなネット上の戦いになるのか楽しみです!

フランス攻略のポイント

フランス攻略のポイントを3つの要素に分けて解説していきたいと思います。

①サーブ:最低でも後衛OHのパイプ攻撃をつぶす

まずとても重要なサーブなのですが、フランスのサーブレシーブはとてもよいのでそれを崩すのは容易ではありません。しかし、当然その中でもどうにかプレッシャーをかけていかないといけません。

そこでまずターゲットを後衛のアウトサイドヒッターにしてパイプと呼ばれる真ん中からのバックアタックをつぶすのが良いかと思います。というのも今年のネーションズリーグで日本がフランスと戦った時は、このパイプ攻撃の決定率が非常に高くかなり苦しめられていました。パイプは後衛OHにコート中央辺りでサーブレシーブさせられれば、助走が取れなくなって比較的容易につぶすことができると思うので、最低でもこれをやる。

また日本がフローターサーブのときは、相手リベロのグレベンニコフがカバーする範囲が広くなる傾向にあるので、それを突いて彼の守備範囲ギリギリのところを狙っていくのもありでしょう。ただ一般的にリベロにサーブレシーブを触られるのはよろしくないので、要所要所で狙っていくと良いのかなと思います。

あとはいつも通りキレキレのジャンプサーブをレシーバーの間やサイドラインに打ち込んでいくのもよいでしょう。ただ少しでも狙いが甘いと簡単に返球されてしまうのは覚悟しておかなければいけませんね。

②アタック:クイックとライト攻撃を中心に攻める

ネーションズリーグファイナルでは日本のクイックがよく決まっていました。特に小野寺に関しては効果率83.33%ととても高かったです。山内とはこの日はあまりトスが合っておらず37.50%でしたが、今大会では3試合で16点、効果率も57.14%と高いパフォーマンスを見せてくれています。したがってフランス戦でも切り込み隊長としてガンガンクイックを相手コートに打ち込んでいってほしいと思います。

またサイド攻撃に関してはライトから中心に攻めていくことになると思います。理由としては大きく2つあります。1つ目の理由は、フランスはレフト側のブロックの方がライト側のブロックよりも強力であるからです。OHの2人(194, 199)よりもセッターとOP(196, 207)の方が高さがあり、特にセッターのブリザールはブロックの個人スキルもとても高いです。

2つ目の理由はフランスのリベロ、グレベンニコフの存在です。彼はとにかくディグをよくあげます。特にクロス方向からの球には強いので、レフトサイドからの攻撃は更にプレッシャーがかかります。逆にライトサイドからだとリベロはストレートの位置に入るのでディグされにくく、クロスに打てば拾われてもセッターかオポジットが触ることになるので、その後守りやすくなります。よってライト側からの攻めもポイントになってくるのではないかと思います。

仮にレフトから攻撃する際にはストレートへの強打、ブロックアウト、フェイントで前に落とすことに加えて、アタックラインより手前の超クロス打つことも有効だと思います。予選でフランスにフルセットまでいったスロベニアはこの超クロス攻撃で何度も点数を取っていました。

③ブロック:パトリィにプレッシャーをかける

フランスはパトリィの調子に結果が大きく左右されるチームです。以前に比べるとパフォーマンスが安定してきたとはいえ、もう一人の得点源であるOHヌガペトなどと比べるとまだまだ脆いときがあります。また控えのオポジットであるボワイエは調子にかなりムラがある選手なので、先発オポジットのパトリィを機能させなくすることができれば試合を有利に進めることができます。

したがって日本としては、パトリィが前衛のときにチームメイトでもある石川を上手くマッチアップさせて、ある程度パトリィの得点能力を封じていきたいところです。なのでおそらく日本はキューバ戦同様に5番(オポジットの隣)に石川、2番(セッターの隣)に髙橋のOH対角でスタートするのではないかと思います。

あとはセッターブリザールのツーアタックにも警戒が必要ですね。隙あらばガンガンやってくるので笑。彼を乗らせるとサーブも強力になってきますから厄介です。死守しましょう。

日本のキーマン:西田有志(OP)

アタックはライトからの攻撃がカギになると言ったので、キーマンはオポジットの西田。ネーションズリーグではフランスのブロックに苦しみ思うような活躍ができませんでしたが、そこを修正して本来のパフォーマンスを出すことができればフランスの脅威になるはずです。相手オポジットのパトリィとは身長20cmも違いますが、ここで打ち勝ってチームを勝利に導いてくれることを期待しています。

もちろん彼の弾丸サーブも龍神NIPPONの勝利には欠かせません。最低でも3本くらい、願わくば6本くらいエースをかましてほしいですね!!

とにかくゴリラパワー全開で暴れていただきたいと思います笑。

まとめ

日本がフランスに勝つための戦略について簡単にまとめてみました。

ここで書いたことが全部上手くいったとしても、それでやっと五分五分というか、それで初めていい勝負ができると言っても過言でないくらい今のフランスは強いチームです。現に日本はフランスに公式戦7連敗中です。

しかし、実はコロナが明けてから両チームは公式戦で3回戦っているのですが、この間に両チームがフルメンバー同士で戦ったことは一度もありませんし、日本に関しては全試合フルメンバーではなかったです。つまり何が言いたいかというと、何が起こるかは試合をやってみないとわからないということです。

確かにフランスは最強チーム。でも確実に希望はあるし、今の日本ならやってくれそうという雰囲気は間違いなくありますし、勝者のメンタリティーというものがチームの中で徐々に醸成されていっているようにも感じます。

試合は、

現地時間9月5日(月)21:00~
(日本時間 翌4:00~)

です!

Volleyball World TVまたはParaviでライブ視聴できます!!

フランスに勝ってベスト8に進もう!

頑張れ龍神NIPPON!!!

写真:FIVB

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