コラム

日本人選手の海外移籍情報 2021/22シーズン

2021年5月16日

時期としましては、2020/21クラブシーズンが終わってナショナルチームの活動が始まったばかりですが、ちょいちょい来シーズンの日本人選手の移籍情報などが出回っていますのでちょっとお知らせできればと思います。

石川祐希 → ミラノ(イタリア) 契約更新

Photo by FIVB

名実ともに日本のエースである石川祐希は、昨シーズンに引き続きミラノでプレーすることになりました。ちょうど昨日(5月14日)に公式に発表がありました。

これで石川はセリエAの7シーズン目をミラノで迎えることとなりました。すっかりセリエAにいることが当たり前のプレーヤーになりましたね。ここ数年はセリエAでの活躍も目覚ましいものがあり、チームからの信頼も厚く、試合MVPも何度も獲得しています。ペルージャやチヴィタノーヴァなどのビッククラブへの移籍も現実味が増してきていますね。

昨シーズンのミラノは、レギュラーシーズン8位、プレーオフを経ての最終順位は6位とセリエAでは悔しい結果となりました。しかし欧州連盟主催のCEVチャレンジカップでは優勝してタイトルを獲得しました。これは石川のプロ生活初のタイトルともなりました。

来シーズンは、欧州のリーグへの出場権はありませんが、オポジットのパトリー(フランス)やセッターのスベルトーリ(イタリア)など主力のほとんどが残る予定です。また移籍選手としては、石川と対角を組むであろうアウトサイドヒッターのジャスキー(アメリカ)と若手ミドルの成長株シネニェーゼ(フランス)が新しく加入予定となっています。

来シーズンこそはベスト4以上を狙って頑張ってほしいですね‼

西田有志 → ヴィボ・ヴァレンシア(イタリア) 移籍

Photo by FIVB

ジェイテクトが内定選手として同じオポジットの宮浦(早稲田大卒)獲得を発表した時点で怪しいきはしていましたが、とうとう西田も海外、しかもいきなり最高峰イタリアセリエAに挑戦するようです。ソースはこちらなど。公式発表はまだですが、ほぼ確実と思って間違いないでしょう。セリエAに186cmの日本人のオポジットが誕生する日がやってきます!確かに2019年のワールドカップの活躍は世界の度肝を抜きましたからね。世界的には石川よりも西田の方が人気があるように感じます。FIVBもあからさまに西田推しです(笑)。

西田が所属予定のヴィボ・ヴァレンシアは、セリエAでは唯一の南イタリアのチームです。ちょうど「長ぐつ」の足の甲あたりにある街です。イタリアは、基本的に南より北の方が経済的に豊かなので、トップクラブも 北イタリアに多い傾向があります。昨シーズンの成績は、レギュラーシーズンこそ5位通過したものの、その後のプレーオフで連敗を喫して12位、つまり最下位でシーズンを終了することとなりました。

しかし、来シーズンには西田を始めチームを一新するようで、他にブラジル代表から一気に3選手(アウトサイドのマウリシオとドウガズ、ミドルのフラビオ)を獲得しようともしています。西田とカナリア軍団の力で、来シーズンは飛躍してほしいところ!

でも3シーズン前のポーランドリーグでの日本人対決(古賀vs柳田)に続いて、ついにセリエAでも日本人対決が拝める日が来るなんて…。想像しただけでアツすぎます!!!個人的にもまだ南イタリアには行ったことがないので、ぜひ来シーズンはヴィボ・ヴァレンシアでの日本人対決を生で見たいです!そのころにはコロナも落ち着いていることをただただ願います。

※8/10追記 やっと公式発表ありましたね!来シーズンのセリエAが楽しみでたまりません!しかも来シーズンはVolleyball TVで見られるようになるのでかなり観戦環境が整います!これについてはまた詳細分かり次第書こうと思います!

関田誠大 → ルビン(ポーランド) 移籍

Photo by FIVB

そして意外だったのがこの選手のニュース。パナソニックを辞めたときからプランがあったかもしれないですが、堺で3年の経験を積んで、いよいよ海外デビューです。ソースはこちら

ルビンは2018/19シーズンに日本の柳田も所属していたポーランドのクラブチームです。昨シーズンのポーランドリーグでの成績は14チーム中11位と芳しくありませんでした。こちらは関田以外の補強選手もまだハッキリしておらず、まだなんとも言えない状況です。ただ今シーズンのチームを支えたオポジットのジーメンス(コロンビア)が来シーズンも残るみたいなので、これは良いと思います。2017/18シーズンは7位でしたが、それ以降は11位と12位が続いているので、関田の移籍がこうしたチーム状況を打開するキーになってくれると嬉しいですね。ポーランド推しの僕としても頑張ってほしいところです。できれば古賀みたいに複数年ポーランドリーグでプレーしてくれることを願います。

ちなみに来シーズンのポーランドリーグには、下部リーグから昇格したルブリンのチームも参戦します。「ルビン(Lubin)」と「ルブリン(Lublin)」は非常に似ているので、お間違いのないようにお願いします(笑)。ポーランドの観光パンフレット等によく載っているのは後者のルブリンです。

まとめ

というわけで、2021/22シーズンは、イタリア・セリエAで石川と西田が、ポーランド・プルスリーガで関田がプレー予定です。柳田や井手など彼ら以外にもまたヨーロッパなど海外リーグでプレーしそうな選手はいるので、また情報が分かり次第追記できればと思います。

まだ早いですが、次のクラブシーズンも楽しみです!!

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