インタビュー

髙橋藍「こっちが押したいときに押せなかった」「(サッカーWCからは)勇気と感動をもらった」

2022年12月23日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第1節、髙橋藍所属の10位パドヴァは現地時間12月18日(日)にアウェイで同2位のモデナと対戦し、0-3(23-25, 20-25, 23-25)で敗れました。

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試合後、パドヴァの髙橋藍選手にコメントをいただきました。

ー今日の試合を振り返っていかがですか。

髙橋::自分のプレーとしてはすごくよくて、今日いい形で試合にも入れました。でもやっぱり後半戦がスタートするというところで、スタートってすごい大事になってくるので、前半戦のところでいろいろ課題が出たなかで、いろいろ自分の中で修正したり考えたりして、この入りとして自分のプレーというところではすごくいい形が出せたんじゃないかなという部分はあるんですけど、やっぱりチームとしてここでセットを取れずに3-0で終わってしまったというのはやっぱり…。この終盤での勝ち方というか、こういう相手に勝っていくために必要なものというのがまたひとりひとり、やっぱりもっと求めていかないといけないことなのかなというか。もちろんパドヴァも若い選手が多いですし、経験がそこまでない選手が集まっている中で、やっぱりそこを勝ち切っていくためにも、こういう試合でしっかりセットを取って、自分たちのリズムを作るということに徹したいなという今日の課題が見えた試合でした。

ー髙橋選手個人としてはものすごく調子がよかった(チーム最多の17得点(うちサーブ1)、アタック決定率62%(失点0)など)と思うのですが、なぜそこまで調子を上げることができたと思いますか。

髙橋::やっぱりこの前半戦まず、自分もわからない中で、イタリアリーグ、最初シーズン始まって、スパイカーとしてもどういう形でやっていったらいいか、どういうリズムで試合をしていったらいいのかなというのは全くわからない状況だったので、その前半戦を戦ってみて、常に自分のいいプレーが、100%の力が出せるかと言われたら毎回そうではないので、出せない、今日あまりしっくり来てないなというときにいかに自分のパフォーマンスをそこで上げられるかというところと、この前半戦すごいいろいろこのシーズンを通して学べたし、その学びの中で今回、なんて言うんですかね、やっぱり自分のスパイクの高さであったり、自分の今のポテンシャルというところがどこにあるのかというのをしっかりと自分で自分で前半戦を通して見れたというか。今日の入り、すごくいい形で自分の高さであったり、相手のコートをしっかり見てそこにスパイクを決めていくというところで、すごいいい形ができていたので、後半戦ももちろんしんどい場面が出てくると思うんですけど、まずは前半戦学んだことを生かして、自分が力が出せないときに、いかに出せるかというのがすごい、バレーボールプレイヤーと言うかスポーツ選手としてすごい大事なので、いい時はもちろんいいで、その勢いで行ければいいんですけど、悪いときに自分のプレーというか、底を上げていけるかというのは、この前半戦でいろいろ学べたことかなというふうに思います。

ー今日の相手のモデナは前半戦3-2で勝ちましたが、今回は0-3で負けてしまいました。前回の試合とはどのようなところに違いがありましたか。

髙橋: もちろんこの前半戦を通してお互いチームとしてもいろいろレベルアップできた部分と課題というところがすごい出せたと思うので、その中で、もちろんモデナも最初の開幕戦、チーム状況があんまりまだ完成してない中での試合というのもお互いあったので、その後チームが仕上がっていく中で、こういざやってみたときに、セットを取れないというところでは、やっぱり向こうのバレーボールというか、やりたいことができてきているというのは間違いないと思いますし、もちろんホームゲームというところで、やりやりすさ、やりにくさはあると思うんですけど、やっぱり根本的には今日の試合、シンプルに取りたいところを取れてなかった、こっちが押したいときに押せなかったというのが明らかな敗因じゃないかなと思います。

ー前半戦が終わってすべてのチームと戦った中で、特に印象に残っている選手は誰ですか。

髙橋::セメニウク選手(OH、ペルージャ)ですかね。やっぱりセメニウク選手も若いですし、その中ですごい毎試合安定してプレーしているというのは印象としてあるなというのがあって。セッターで言えば、やっぱりデセッコ選手(S、チヴィタノーヴァ)。イメージももちろんありますけど、でもやっぱり彼のトスワークというか、楽しんでやっているような感じは自分の中でもすごい好きなので、彼のバレーに対する、なんて言うんですかね、プレーをしているときの考え方であったり、そういうのが面白いなと思いました。

ー来週はそのデチェッコ選手がいるルーベ・チヴィタノーヴァとの対戦ですね。

髙橋::そうですね。ボットロと当たりますね(笑)。ルーベもいろいろと変わっているので、ポジションであったりとか。なのでまたどういう形になるかわからないですけど、前半と同じようにはいかないのは間違いないと思うので。こっちがまた押せる、取れるセットをしっかり取るというところで、今日もどのセットもこっちに勢いがくるかなという場面がすごいあったので、そこでこっちに勢いを持ってくるというのが、やっぱりここが試合で大事だなと思いますね。

ーワールドカップ の決勝戦気になってましたか(笑)(この試合の直前までサッカーワールドカップの決勝戦が行われていた)。

髙橋::気になってました。結果はどうなったんですか。

ーPK戦の末にアルゼンチンが優勝しましたよ。

髙橋::アルゼンチン!?まあでも新しいですね。2大会連続フランスかなと思ってたんですけど、そこはやっぱりアルゼンチンのアグレッシブさというか、もう本当に、まあ両チーム勝ちに来てるけど、勝ちに行くという見え方がすごかったですねアルゼンチン。最後まで見れなかったですけど、すごいですねやっぱり、いろいろスポーツ選手同士として勇気と感動をもらえますね。

ーちなみにクリスマスはどう過ごされる予定なのですか。

髙橋::クリスマスは家族が来るんですよ。なので家族と過ごします。まあ試合もあるので、試合の前日になるんですけど。

ーいいですね。では来週ルーベ戦、頑張ってください!

髙橋: はい、頑張ります!

写真:LegaPallavoloSerieA

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