インタビュー

宮浦健人「自分たちの強みで勝負しないといけない」「(インカレ3位の早大について)チーム全員を称えたい」

2022年12月12日

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第13節、宮浦健人所属でリーグ8位のニサは現地時間12月6日(火)にホームで同10位のワルシャワと対戦し、1-3(25-18, 21-25, 15-25, 20-25)で敗れました。

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試合後、ニサの宮浦健人選手にお話を伺いました。

―試合を振り返っていかがですか。

宮浦:1セット目はこちらのサーブがやっぱりよかったなという印象がありました。相手のリベロが1セット目あんまり調子がよくなかったというのもあるんですけど、サーブの効果がかなり出ていたので、そこがやっぱり1セット目取れた要因だったと思います。逆に2セット目は相手がそこの部分を修正してきて、相手のサーブがよくなってきて、ショートサーブだったり、ハイブリッドサーブを打ってきたという部分で、レセプションが乱れてしまいました。そしてそのような乱れたところでも、いいときはサイド陣がうまくやれてると思うんですけど、今日はそこはできなかったというのがありますね。そこができなかったことがやっぱり、2、3、4セット、デカいなと思っています。やっぱりレセプションが課題というのはあるんですが、それでも前半戦だとサーブとサイド陣がなんとか頑張って勝てていました。なのでそこはある意味、レセプションが崩れるのはよくないですけど、そこも想定したうえで、自分たちの強みという部分、サーブと高さがサイド陣はあるんで、そこをやっぱりどんどん生かしていかないといけいないと思います。やっぱり弱いところばっかり気にして、まあ気にしないといけないんですけど、レセプションという部分は試合で乱れてしまう以上はその上でやらないといけないんで、本当に自分たちの強みで勝負していかないといけないのかなと思います。

―前節の敗戦からはチームとしてどのような取り組みをしていたのですか。

宮浦:そうですね。やっぱりサーブがレソビア(・ジェシュフ)戦は機能しなかったので、まずはそこを本当にリスクを負いながらやるというのと、やっぱりレセプションは本当に口酸っぱく言われているのでそこを。全体練習が始まる前からレセプションをする人たち、OH(アウトサイドヒッター)組はもうレセプションの練習をしていて、午前中はウエイトだけの日もOHとリベロはレセプションをやっています。今はまだまだなんですけど、僕が言うのもあれなんですけどオポジットなので、でも相当サーブポイントも取られているので、本当にそこは継続してやっていかないといけないというのもあります。でもそこの関係性もそうなんですけど、(レシーバーの)間に打たれて失点することも多いのでそこも修正しないといけないですし、あとはショートサーブの処理もまだまだこう、山なりのショートだったらミドルが取ったらいいんですけど、かなりいい(低い軌道の)サーブで来たときに(ミドルが)触っちゃったりすることがあるから、そこの関係性を修正というか明確にやっていかないと、詰めていかないといけないのかなと思います。

―基本的に1人目のリリーフサーバーとして出ることが多いと思いますが、今日の2セット目は珍しくリリーフサーバーを他の2選手に譲る形となってしまいましたね。

宮浦:やっぱり1セット目にサーブをミスっちゃったというのもあるかなと思うんですけど、僕はあんまりあそこのサーブミスに関しては気にしてなかったです。本当にあれだけ点差も開いてたんで、攻めに行こうというところがあったので、そこは気にしてないですし、監督がああいう感じで起用したので仕方ないなという感じですね。

―4セット目途中からオポジットとして出られて、そのセットを取られて試合には負けてしまったものの、宮浦選手個人としてはとてもいいパフォーマンスだったと思いますが、ご自身としてはいかがでしたか。

宮浦:試合途中でワシム(・ベンタラ)選手が、1セット目あたりはよかったんですけど、2、3、4とパフォーマンスが落ちてきていました。なので自分の出番が来るかなというのはなんとなく感じたので、そこで自分がやるべきことをベンチで頭で1回整理しました。相手のブロックも外から見えるので、ある程度イメージも出来ましたし、それができたからある程度の、最低限のパフォーマンスはできたかなとは思っているんですけど、やっぱり勝ちに結びつかなかったというのはまだまだだなと思いますし、もっとプレータイムがほしかったなと思います。

―監督が宮浦選手をコートに出すのがちょっと遅いと。

宮浦:かなりです(笑)。点差が開いていたので。。

―しかし今日の最後のサーブの場面ではエースを取るなどされて逆転への希望も感じられました。

宮浦:あそこはああなったらもう攻めるしかないってなって、(サーブターゲットだった)OHシャルプク選手が対角線上にいたので、けっこうリベロにボールが行ったところもあったんですけど、まあいい位置にいたので、そこは思いっきり行きました。

―チームとしての課題ははっきりしていると思うのですが、今後どうやってその課題を解決していけばよいと思いますか。

宮浦:やっぱり間に打たれるサーブとか、僕はオポジットというポジションでレセプションをやっている選手は選手で頑張っているのであんまり大きいことは言えないですけど、やっぱりそこの関係性。自分を含めるとショートサーブを。オポジットとミドルのショートサーブの処理ですね。今日も相手がかなり打ってきていましたし、そこはやっぱり相手も分析していて、ショートサーブに対してうちが全然処理できていないという部分で相手もそういうふうにやってきたと思うので、そこの関係性だったり、オポジットとミドルの精度、というのを僕としてはやっていきたいなというふうには思っています。

―話題は変わりますが、先日行われた全日本インカレで母校の早稲田大学が6連覇を逃してしまいました。試合はご覧になりましたか。

宮浦:YouTubeで見ました。まあでもいつかはその連覇というか、絶対に勝てる試合とかは本当にないですし、僕たちは勝ちましたけど、何回も負けそうになったことがあって、たまたまそれが今年だったのかなと思っています。相手の調子とかコンディションもありますし。あんまり何をやってきたかとか今までの過程を見てないので僕が言える立場ではないですけど、よく頑張ったなという一言につきますね。フルセットで2点差の試合で負けてしまったので、そこに関しては惜しかったですけど、本当によく頑張ったなと。選手、スタッフ、チームの全員にお疲れ様というか、彼らを称えたいと思います。

―準決勝では大塚選手の怪我もありましたね。

宮浦:そうですね達宣…。そういうのもあってやっぱりいろいろ、たまたま自分たちは上手くいったんですけど、そういうこともあって…。やっぱり運とかもあるんですよいろいろ。

―大会が終わった後に大塚選手に連絡をしたりされましたか。

宮浦:全然してないです(笑)。もう本当にYouTubeで見ただけなんで。

―早稲田の他の後輩たちにも誰にも連絡してないのですか。

宮浦:してないです(笑)。

―わかりました(笑)。ありがとうございました。

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