イタリア女子バレーボールリーグのプレーオフ準々決勝第3戦、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間4月3日(水)にノヴァラと対戦し、1-3(25-22, 21-25, 22-25, 23-25 )で敗れた。
これでキエリは準々決勝通算1勝2敗とし準々決勝敗退となり、最終順位5位で今シーズンを終えた。
アルトゥルアナリスト、インタビュー
トシキ:試合をふりかえっていかがですか。
アルトゥル:悔しい試合でした。どのセットも最後までどっちが取るかわかならないような展開でしたので。個人的には試合のカギは第3セットでした。途中までほとんど自分たちがリードしていましたが、徐々に追いつかれてセットを失いました。それが第4セットに彼らを勢いづけるきっかけとなりました。第3セットのひとつのミスで。なのでそこがカギだったと思います。しかし両チームともすべてのセットでよく戦っていました。私たちは敗れたので反省点を述べなければいけないでしょうが、みんなにとっていい試合だったと思います。
トシキ:残念ながら今日が今季最後の試合となりましたが、今季全体をふりかえっていかがですか。
アルトゥル:チームにとっては素晴らしいシーズンでした。自分たちの目標だったCEVカップ優勝とコッパイタリアベスト4を成し遂げました。またリーグでの最終順位は最低限のところでしたが、個人的には間違いなく素晴らしい経験でした。外国人コーチとしてイタリアリーグに参加できたことがそもそも素晴らしい経験でしたし、そのうえ所属チームのキエリがこんなに素晴らしいシーズンを送ったので、これ以上望むものはありません。
トシキ:コーチケントの今季の仕事ぶりはいかがでしたか。
アルトゥル:ケントは人としてもコーチとしても素晴らしいです。今季のクラブ躍進のカギは私たちがとても素晴らしい集団だったことです。選手とスタッフの全員がとてもチームに貢献していました。多くの仕事をしましたがいつも一緒でした。この助け合いが自分たちをここまで連れてきたのだと思います。ケントについては良いことしか言っていませんね(笑)。彼は日本の文化やバレーボールについての私たちの興味をより引き立ててくれました。それはよかったと思います。
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