試合レポート

林謙人コーチ所属キエリ、ルカネ(仏)に逆転勝利でCEVカップ準決勝まであと1勝「たくさんの若い可能性を感じた試合でした」

欧州バレーボール連盟(CEV)カップ準々決勝1レグ、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間1月31日(水)にルカネ(フランス)と対戦し、3-2(22-25, 18-25, 25-23, 25-20, 15-13)で勝利した。

第1セットスタメン

キエリ
OH:キングドン(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:ザッカイユ(キプロス)、ヴァイツェル(ドイツ)
OP:グロベルナ(ベルギー)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)

ルカネ
OH:コチコヴァ(ロシア)、ヤンファ(ブルガリア)
MB:カチュリナ(ロシア)、イリャシュコ(ロシア)
OP:パポヴァ(ロシア)
S:イ(韓国)
L:シュティマツ(クロアチア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

MVP:OPカヤ・グロベルナ 22得点(うちサーブ1、ブロック2) アタック効果率26.66%

これでキエリは次の2レグで勝てば準決勝進出が決まる。準々決勝2レグは日本時間2月7日(水)28:00にキエリホームで行われる。

また次回のイタリアリーグは日本時間2月4日(日)25:00からピネロロと対戦する。

林謙人コーチコメント

まず相手のルカネがとても良かったです。
若い選手が多く、特にオポジットのパポヴァ選手が素晴らしくて3セット目までは何をやってもスパイクを決められました。10代の若い選手達が多くいて、特にこの試合に関しては相手の関係者も「こんなゲームみたことない」と言っていたようなので、彼女のベストゲームだったのだと思います。

途中から傾向を掴みディフェンスを修正できて、パポヴァ選手を抑えられたのが逆転勝利の1つの大きなポイントでした。それに加えてグロベルナ選手、途中出場のスキナー選手がよく決めてくれました。

あとサーブの効果率がとても高くなりブレイク率が上がりました。うちはブレイク型のチームで、そこが上がらないと厳しいと自分たちもわかっているので、効果的なサーブからディフェンスを途中から整られたことは、ハイレベルなイタリアで戦っている経験が生きたと思います。特にキングドン選手は通じて素晴らしいディフェンスとレセプションでチームを下支えしてくれました。

相手に素晴らしいディフェンスをされた事によって、むしろ改めてブロック&ディフェンスの重要性をすごく感じました。この後週末にリーグ戦、来週にルカネとの2レグの試合がありますが、そこに向けてもう一度ブロック&ディフェンスを構築していこうと思います。

とにかく相手チームが素晴らしかったです。うちが良く無かったではなく、相手がとても良いパフォーマンスだった為すごく苦しかったです。しかし、よくあの状況を乗り超えたなと思うので、うちの選手たちもまた素晴らしかったです。たくさんの若い可能性を感じた試合でした。

Photo: CEV

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