試合レポート

林謙人コーチ所属キエリがヴァッレフォリアに3-0で快勝「サーブが機能して相手をしっかり崩し続けられた」

イタリア女子バレーボールリーグ後半第5節、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間1月28日(日)にヴァッレフォリアと対戦し、3-0(25-20, 25-19, 25-17)で勝利した。

第1セットスタメン

キエリ
OH:キングドン(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:ザッカイユ(キプロス)、ヴァイツェル(ドイツ)
OP:グロベルナ(ベルギー)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)

ヴァッレフォリア
OH:デグラーディ(イタリア)、ジョヴァンニ(イタリア)
MB:アレクシッチ(セルビア)、マンチーニ(イタリア)
OP:ミンガルディ(イタリア)
S:ダイケマ(オランダ)
L:パネトーニ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

MVP:Lイラリア・スピリト サーブレシーブ成功率70.00% 

これでキエリは通算成績10勝8敗33ポイントとし5位を維持。

次回は日本時間2月4日(日)25時00分からピネロロと対戦する。

林謙人コーチコメント

ヴァッレフォリア戦ではほとんど席が埋まるくらいファンの方たちが駆けつけてくれて、すばらしい雰囲気で試合をすることができました。

試合の内容に関しては、序盤からサーブが効果的に打てていました。相手のサーブレシーブがよくなかったところはありますが、サーブが機能して特に相手のアウトサイドをしっかり崩し続けられたところから、ブロックをしっかり絞ってクロスコートディフェンスをして、カウンターアタックに展開できたのがすごくよかったなと思います。

途中で相手のOHデグラーディ選手のクロスをなかなか拾えずに攻撃を決められ続けるという場面がありましたが、その辺をブロッカーに後ろから指示を出して修正して、だんだん相手の選択肢を奪えていったのはよかったと思います。

攻撃に関してもOHオモルイ選手だったり、OPグロベルナ選手がライン(ストレート)に常に打ち続けて、相手のブロッカーが締めきれない状況を作り続けられたのが、攻撃が通り続けた大きな要因かなと思います。特にカヤ(・グロベルナ)はいい攻撃を繰り出し続けてくれました。

セッター裏の攻撃が脅威であり続けるというのはとても嫌なことだと思うので、彼女が大きな仕事をしてくれたなと思います。

先ほど言ったディフェンスに関してもLスピリト選手がよく(相手のスパイクを)上げてくれています。ここ数試合どころか何試合も続けて高いパフォーマンスを発揮してディフェンスの軸になってくれていて、その辺りもすばらしかったと思います。

加えてSマリノヴ選手のスパイクサーブですごくブレイクできた場面がありました。サーブ、ブロック、アタックで得点を取れるセッターというのは、男子で台頭してきていますが、そこの一角にぜひ彼女も頭角を現してほしいなと思います。その力はありますし元々あった選手で、今そこから新しいマリノヴ選手になろうとしているところだと思うので、ここからの彼女の成長にも期待してほしいなと思います。

Photo: legavolleyfemminile.it, lrsportevents

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