試合レポート

林謙人コーチ所属キエリが強豪ミラノ相手に激闘を演じるもわずかに及ばず2-3で敗れる「すばらしい環境での試合に感謝」

イタリア女子バレーボールリーグ後半第4節、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間1月21日(日)にミラノと対戦し、2-3(25-21, 23-25, 23-25, 27-25, 13-15)で敗れた。

第1セットスタメン

キエリ
OH:スキナー(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:グレイ(イタリア)、ヴァイツェル(ドイツ)
OP:アンソーリ(ギリシャ)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)

ミラノ
OH:カゾット(フランス)、シッラ(イタリア)
MB:ヘイルマン(ベルギー)、フォリエ(イタリア)
OP:エゴヌ(イタリア)
S:オッロ(イタリア)
L:カスティーヨ(ドミニカ)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

第1セットはミラノのOPエゴヌがアタックミスを連発するなか、キエリがOHスキナーやOPアンソーリのスパイクで得点を重ねて25-21で先取する。

第2、第3セットはOHバジェマ(アメリカ)やOHシッラ(イタリア)の活躍でミラノが23-25、23-25と取り返し、続く第4セットも16-20とミラノペースで進む。

しかし終盤MBグレイのスパイクで21-21と同点に追いつくと、OPアンソーリのスパイクで27-25と逆転でキエリが取り返す。

第5セット、OPアンソーリのスパイクなどで9-6とキエリがリードするが、OPエゴヌのスパイクなどで9-9とミラノが同点に追いつく。その後競ったまま13-13と進むが、最後はミラノのブロックが決まり13-15でミラノが取り切る。

この結果2-3でキエリはミラノに敗れた。

MVP:OHミリアム・シッラ 19得点(うちサーブ1、ブロック1) アタック効果率28.26%

これでキエリは通算成績9勝8敗30ポイントとし5位を維持。

次回は日本時間1月24日(水)28時30分からコッパイタリア準々決勝をノヴァラと対戦する。

林謙人コーチコメント

たくさんのファンに囲まれて盛大な試合ができた事を嬉しく思います。チケットは完売、トリノもまたバレーボール熱に溢れた街なんだと実感する事ができ、そこをホームに活動できている事を誇りに思える試合でした。

試合では、久々にアンソーリ選手をスターティングで起用し、すばらしい活躍をしてくれたと思います。前回のミラノ戦でも1人だけ高いアタック効果率を残していたので、相性も悪くないのだと思います。エゴヌ選手のアタック効果率を抑え、サーブで相手を押さえ込む事ができました。しかし、こちらのアタックもまた効果率が高まらず、お互い激しく守り合う展開でした。

最終的にはレセプションを持ち堪えきれず、ラリーも含めたアウトオブシステムの状況で、得点に繋がるプレーをミラノの方に多くされ、そこが勝負を分けた差であったと感じています。

負けはしましたが、改めてすばらしい環境での試合に感謝します。運営スタッフと翌日話をすると、撤収作業は夜中の2時までかかったとの事でした。そういったすばらしい人々に支えられているのだと心に刻み、次のコッパイタリアで良いパフォーマンスをお見せ出来るように、準備をしようと思います。ありがとうございました。

Photo: legavolleyfemminile.it, コーチケント提供

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