ただこの試合中、目の前にバナナくんがやってきてくれました。

彼はデルモンテ社のマスコット(正式名称は不明)で、2023/24シーズンのコッパイタリア以来実に2年ぶりの再会となりました。
このバナナくんは非常によいキャラクターをしていて、今大会も客席だけでなく選手に絡んだり、監督にボードを使って作戦を仰いだりとやりたい放題してました(笑)。


マスコットはもうひとりパイナップルくん(仮名)もいるんですが、キャラクターや憎たらしい表情などを比べるとバナナくんの足元にも及びません。どの大会に行っても同じような振る舞いをしているのできっと中の人も同じなのでしょう。僕のお気に入りです。もし今後デルモンテ主催大会を訪れる際にはバレーボールだけでなく彼にもご注目ください。
そしてインターバルを挟んで始まった準決勝第2試合のヴェローナ対チヴィタノーヴァ。
ラッキーなことに第2試合を見ずに会場を後にした知り合いに席を譲ってもらいコートサイド最前列へ。ありがたい。

そしてこの試合がさっきの試合と打って変わってとても発熱した試合となりました。
第1セットから取ってとられての大熱戦。ボットロ(イタリア)のサービスエースからチヴィタノーヴァが連続ブレイクして一気に点差を離したかと思えば、ダルラン(ブラジル)の強烈なサーブとスパイクが次々と決まって試合をひっくり返したヴェローナが27-25で先取。
続く第2セットもお互いに一歩も譲らない展開。ヴェローナはケイタ(マリ)、チヴィタノーヴァはニコロフ兄(ブルガリア)を中心に得点を重ねていきます。ボットロがダルランをブロックしてチヴィタノーヴァが先にセットポイントを迎えるも、今度はニコロフがダルランにブロックされてデュースに。そしてダルランのエースで逆にヴェローナがセットポイントを握ると、最後はチヴィタノーヴァのセッター、ボニファンテがツーアタックをネットにかける痛恨のミスを犯し30-28でヴェローナがセットを連取。
このままヴェローナが逃げ切るかと思われましたが、第3セットはニコロフ兄が大暴れ。彼の4本のサービスエースと1本のバックアタックを含む6連続ブレイクでチヴィタノーヴァが序盤で一気にリードすると、その後もサイドアタッカーを中心に攻撃の手を緩めずに一気に駆け抜け17-25でセットを取り返します。
第4セット、序盤こそ競った展開となりますが、中盤でサニ(イタリア)のエースやコルテシア(イタリア)のブロックなどでヴェローナが前に出ます。更に終盤でニコロフ兄がヴェローナブロックに連続で捕まり流れが完全にヴェローナに傾きます。そして最後はケイタがスパイクを決め切ってゲームセット。
3-1でヴェローナの勝利。
去年のコッパイタリア決勝はこの対戦カードでチヴィタノーヴァが優勝したので、ヴェローナがそのときの借りを返す形に。しかし本当にヴェローナのこの攻撃力はヤバい。特にケイタとダルランのバケモノコンビの凄さを間近で見て改めて体感できました。

それを活かすセッタークリステンソンも素晴らしい。これまでは波のあるダークホースという感じだったヴェローナですが、今季はすっかり普通に強いチームになってました。
決勝はペルージャ対ヴェローナというレギュラーシーズントップ2かつ今年のコッパイタリア準決勝と同じカードとなりました。
また敗れたトレンティーノとチヴィタノーヴァは、リーグのプレーオフ準々決勝で早速対戦します。ただこの日の試合を見る限りはチヴィタノーヴァの方が有利な感じがします。ミケレット不在のトレンティーノはなかなかに厳しい。ラモンが覚醒すれば勝利はあるかも。
そんなことを考えながら、この日はエアビーに戻ってケバブ食って寝ました。
Photo: legavolley.it, 筆者撮影
