インタビュー

石川祐希「3年目で残すところはもうこのプレーオフでセミファイナルに行くしかなかったので、それを達成できてまずは嬉しいです」準々決勝第5戦後コメント

2023年4月12日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA、石川祐希所属ミラノはペルージャとのプレーオフ準々決勝第5戦を現地時間4月10日(月)にホームで戦い、3-1(18-25, 25-21, 29-27, 25-23)で勝利しました。

試合後、ミラノの石川祐希選手にお話を伺いました。

ー準決勝進出おめでとうございます。ミラノの新しい歴史をまた創りましたね。

石川:毎年ミラノで1年目はチャレンジカップ優勝して、2年目はコッパイタリアのセミファイナルに出場して、3年目で残すところはもうこのプレーオフでセミファイナルに行くしかなかったので、それを達成できてまずは嬉しいです。

ー1セット目から2セット目の序盤にかけてはかなりペルージャに押されてミラノとして苦しい状況が続いて、そこからポッロ選手のサーブで逆転に成功してからそのまま流れを掴んだと思いますが、あの辺りの場面ではチームとしてどんな状況だったのでしょうか。

石川:1セット目は相手の雰囲気にやられましたし、この会場の雰囲気もちょっと特殊なので、まずそれに慣れていなかったというのがあると思うんですけど、2セット目からすぐ切り替えられました。自分たちのサーブとディフェンスと、あと僕たちはリバウンド取ってリバウンド取ってリバウンド取ってで勝負するので、それがちゃんと有効に効いていたかなと思います。

ーマッチポイントも含めセット終盤の勝負所で石川選手にトスが集まっていたと思うのですが、今日もセッターのポッロ選手に自分に持ってくるように声掛けをされたりしていたのでしょうか。

石川:いや、今回は何も言っていないです。こういうチームなので。まあ最後に決めきれなかったセットもあったのがちょっと悔しい、準決勝ではそこも取れるようにしたいと思います。

ー4セット目に途中でエバディプール選手と交代されましたが、あの時は何があったのでしょうか。

石川:ブロックで着地した後に、アグスティン(・ロセル)選手の足の上に乗っちゃって、それでギュッとなったときに脚をつりかけてしまったので、途中は外れてそしてまた最後は戻りました。

ーまたコートに戻られたときはペルージャがかなり迫ってきていてプレッシャーのかかった場面だったと思いますが、あのときはどのような心境でコートに戻られたのでしょうか。

石川:常に勝利を持ってくる。僕が入っても入っていなくてもみんな上手くプレーしてくれていましたし、僕が入ってさらにもう1段階上げられるようにと思いながら、コートの外から見てましたし、コートに入ったときもそういう意識でいました。

ー次の準決勝の相手はルーベ・チヴィタノーヴァです。昨年コッパイタリア準々決勝で一度勝った相手とは言え、ミラノ同様にこのプレーオフで更に力を付けてきているチームだと思います。

石川:そうですね。向こうもヴェローナに0-2からひっくり返したので、本当に修羅場を潜ってきたチームだと思います。そんなコッパイタリアの準々決勝で僕たちが戦って勝ったとき以上のものを絶対に出してくるし、あのときと同じという考えで臨んだら絶対に勝てないと思います。僕たちが今やるべきことは僕たちのプレーをすることと、ここから連戦で週に2回試合が重なるのでとくかく回復を早くすることだけを考えて、チームとしてやっていきたいと思います。

写真:筆者撮影

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