イタリア男子バレーボールリーグセリエAはカップ戦となるコッパイタリア準決勝が現地時間2月25日(土)にローマにて行われ、石川祐希所属ミラノはトレントに2-3(35-33, 25-22, 19-25, 16-25, 9-15)で敗れました。
試合後、ミラノの石川祐希選手にお話を伺いました。
―先週トレントに敗れてからどんなこと重点的に取り組んでこられたのですか。
石川:ブロックディフェンスを特に意識したのと、僕に関してはシャットやミスが多かったので、そこの修正をセッターとも合わせたりしながらしていました。
―準決勝の第1試合でピアチェンツァが今季無敗だったペルージャを3-0で下したことで何か心境の変化などはあったりしましたか。
石川:そこのモチベーションの変化はなかったですね。ピアチェンツァはフルメンでやったらメンバーがしっかり揃っているチームなので、1発あったりするのかなと思っていました。本当にこのトーナメントに関しては1発勝負なので、それが起きただけの話かなと思っています。
―今日の試合は1セット目からだいぶとばされていましたね。
石川:2セット目も3セット目も途中から僕しか決まらなかったので。でもそれに耐えなければいけないなと思いましたし、結局最後コートにいなかったので、そこはプロとして失格というか、反省するべきところかなと思います。(攻撃に関しては)最初1セット目の1本目はシャットされましたけど、そこから上手く修正できたかなと思います。リバウンドとったりとか、僕がリバウンドを取るのを相手は知っているので、相手がブロックに跳ばなかったときにうまく前に落としたりだとか、そういうところは上手く出来ていたと思います。強打に関しても悪くはなかったな思うんですけど、結局最後にコートにいなかったのが、そこだけですね今日に関しては。
―脚の痛みについてはいかがですか。
石川:3セット目途中に左ももに痛みが出ました。(一旦コートを離れたが)できるかどうかはやってみないとわからなくて、4セット目始まって入ったらテーピングをしていた影響で痛みが1か所に集中して、さらに左脚をかばって右脚もつってしまいました。
―最後の第5セットで試合に出られないのはわかってはいたと思うんですけど、その中でもチームに声掛けしたり話されたりしていましたね。
石川:キャプテンのマッテオ(・ピアノ)もコートにいなかったですし、僕もいなかったので。けっこう上手くチームを作って、僕がいちおうチームをまとめたりとかやっているからこそいなくなってしまった途端ポロっと崩れてしまったので、本当に反省と言うか僕のせいだなというふうには思います。コートの外から何かできたらという思いを持ちながら最後いましたけど、やっぱり難しかったなと思いますし、こういう展開になってしまって選手たちもちょっと暗い雰囲気でした。もうなんにも言えないというか、僕がコートにいなかっただけの話だなと思います。そこは反省しています。流れはよかったですけど、最後にこういう展開になってしまいました。新しいミラノの歴史を作ることはひとつの目標だったので、それがあと1歩で届きませんでした。またコッパイタリアに関しては来シーズンしかないので、そこで何とかできればいいかなと思います。
写真:筆者撮影