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エバディプール「イランと日本の選手が一緒にプレーするのは素晴らしい」

2022年11月23日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA第8節、リーグ7位の石川祐希所属ミラノは現地時間11月20日(日)にホームで同8位のピアチェンツァと対戦し、2-3(18-25, 25-21, 25-23, 22-25, 13-15)でミラノが敗れました。

試合後、ミラノのミラド・エバディプール選手(OH、イラン)にコメントをいただきました。

―試合を振り返っていかがですか。特にいつもとは違うポジションだったと思いますが。

エバディプール:ええ、今日の試合は本当にタフでした。ミドルブロッカーが2人もいなくて、1人のミドルともうひとりは私がミドルとして試合に出ました。もちろん私はミドルブロッカーではないですが、チームのみんなのためにベストを尽くしました。また本来とは違うポジションを担ったのは私だけでなかったので、チームとして今日の試合は本当にタフでした。しかし私はすごくハッピーです。自分たちにとってとてもタフな試合でしたが、チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたからです。試合が始まる前にこのような結果を予想することはできなかったでしょう。3人のミドルブロッカーのうち2人もいない中でこのようなプレーをすることはほとんど不可能に近かったですから。本当にハッピーです。チームのみんなは常に戦い続けていましたし、多くの場面で私を助けてくれてくれました。また自分自身もコートでいいプレーができたのでハッピーです。

―私の記憶が正しければ以前もミドルブロッカーとしてプレーしたことがありましたよね。

エバディプール:はい(笑)。ポーランドでもミドルブロッカーとしてプレーしたことがあります。しかしそのときは今回とはまた違っていました。たしか5年前くらいだったと思います(正確には4シーズン前、当時のチームの監督もピアッツァ監督だった)。試合は(欧州チャンピオンズリーグの)ベルリン戦でした。そのときが初めてミドルブロッカーとしてプレーした試合だったので、とても大変でした。でもとにかく自分にとってはプラスの経験でした。

―ポーランドリーグとイタリアリーグの違いは何だと思いますか。

エバディプール:バレーボールの質という点では違いはないと思います。ただ細かいいくつかの要素だけが違っています。私の意見ではそれはブロックディフェンスです。それに関してはイタリアはとても優れていますが、ポーランドはちょっと違います。でも他の面ではポーランドの方が優れているところもあるので、どっちのリーグの方が優れているのか一概に言うことはできません。ただ私は5年間ポーランドでプレーしてポーランドリーグのことはよく知っていますが、イタリアリーグはまだ1年目でよくわかっていないところがあります。それでも自分の意見としてはイタリアリーグのブロックディフェンスは素晴らしいです。しかし他の面ではポーランドもまた素晴らしいです。違いはこのようなところです。

―あなたはイラン代表でキャプテンを務めていますが、今シーズンはそのライバルである日本代表のキャプテン石川祐希と同じチームですね。あなたにとって彼はどんな存在ですか。

エバディプール:彼は素晴らしい人物です。私にとってイタリアでの最初のシーズンですので、シーズン序盤は彼にいろいろ助けてもらいました。そうやって最初は彼に助けてもらうばかりでしたが、今では一緒になってチームを助けています。これがいちばん重要なことですね。2人のアジア人、イランと日本の選手がセリエAの舞台で一緒にプレーするのは素晴らしいことだと思います。とてもハッピーです。

写真:筆者撮影

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