バレーボールネーションズリーグ2025男子予選ラウンド(中国)、日本代表は現地時間6月15日(日)にオランダと対戦し3-0 (25-18, 25-23, 25-18)で勝利した。
スタメン
日本
OP宮浦(14)、OH富田(8)、MBラリー(2)、S大宅(1)、OH大塚(8)、MB佐藤(9)、L小川
途中出場:OH山崎(4)、MB西本(5)、S永露、OP高橋慶帆(1)
オランダ
OHコープス(7)、MBファンデルエント(6)、OPメイス(5)、OHタウンストラ(13)、MBウィルテンブルク(6)、Sベルクハウト、Lクロク
途中出場:Sケーミンク、OPアヒイ(9)、OHウェイクストラ、OHバク
戦評
第1セット:佐藤が5得点、オランダはミスが目立つ
日本はOP宮浦のスパイクや村山のブロックで得点を重ねると、さらにオランダにミスが出て10-7とリード。オランダはサイド攻撃を中心に得点を重ねるも、日本もMB佐藤のサービスエースやスパイクで得点し、20-14と終盤までに点差をさらに広げる。その後もOP宮浦のスパイクやオランダのサーブミスなどで日本がサイドアウトを重ね、最後はOHコープスのアタックミスで25-18として日本が先取。
第2セット:日本、追い上げるオランダの逆転許さず
序盤で日本はS大宅らの堅いレシーブからOH大塚のスパイクなどが決まり7-3と先行する。ただ中盤にOHタウンストラのスパイクやMBウィルテンブルクのブロックなどで得点を重ねたオランダが15-15と同点に追いつく。日本はMB西本とOH山崎を投入し、そのMB西本のスパイクなどで得点。オランダはこのセットから入ったOPアヒイらを中心に得点し22-22と試合が進む。しかしOP宮浦の好サーブからOH富田がブロックでOPアヒイを止めて24-22と日本がセットポイントを握る。そして最後はOP宮浦がスパイクを決めきって25-23でこのセットも日本が取り切る。
第3セット:宮浦の連続エースから突き放す
序盤は競った展開となり、日本はOH山崎やOH富田のスパイク、オランダはOHコープスのスパイクやMBファンデルエントのブロックで得点を重ねて9-9と試合が進む。その後MB西本のサーブから日本が連続得点を決めて12-9と一度抜け出すも、オランダがOPアヒイの連続ブロックなどで12-12とすぐに追いつく。しかしOP宮浦が2連続サービスエースを決めて18-15とすると、さらにMB西本の連続ブロックも続き20-15と日本が一気に抜け出す。そのままリードを保った日本は、最後に途中出場のOP高橋慶帆のスパイクで締めて25-18でこのセット取り切り、3-0で勝利。
試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227626/?stats_team=away
個人的MVP
宮浦健人

14得点(アタック12、サーブ2)、アタック効果率45%
両チーム最多得点。第1セットは大塚、富田の両アウトサイドヒッターの決定率が上がらない中で安定した得点力を見せてチームを支え、第2セットも要所でしっかりスパイクを決めきった。第3セットはスパイクこそ2本ブロックされて苦しむ場面もあったが、宮浦らしいパワフルな連続エースから流れを日本に引き寄せた。ブルガリアラウンドでも大暴れを期待したい。
ベニー・タウンストラ

13得点(アタック13)、アタック効果率33%
試合を通して攻守ともに安定したプレーでチームを引っ張った。13得点はチームトップ、またサーブレシーブでも日本のサーブを半数以上受けて成功率72%(失点なし)と堅かった。昨シーズンはポーランドリーグでリーグ優勝も経験しており、オランダ代表の若手の中では経験値の高い選手。
予選ラウンド順位
6月15日(日) 14:00現在
1 ポーランド 3勝0敗 9P 9/2セット
2 日本 3勝1敗 9P 10/3セット
3 スロベニア 3勝0敗 8P 9/4セット
4 ブラジル 2勝1敗 6P 8/5セット
5 ウクライナ 2勝1敗 6P 8/5セット
6 中国 2勝1敗 6P 6/4セット
7 ブルガリア 2勝1敗 5P 7/5セット
8 イタリア 2勝1敗 5P 7/6セット
9 フランス 2勝1敗 5P 7/6セット
10 アルゼンチン 2勝1敗 5P 6/6セット
11 カナダ 1勝2敗 4P 7/8セット
12 キューバ 1勝2敗 3P 6/8セット
13 オランダ 1勝3敗 3P 5/10セット
14 セルビア 1勝2敗 3P 3/7セット
15 アメリカ 1勝2敗 2P 4/8セット
16 ドイツ 0勝3敗 3P 6/9セット
17 イラン 0勝3敗 2P 4/9セット
18 トルコ 0勝3敗 0P 2/9セット
次戦情報
6月26日(木)1:30~ vs ブルガリア
視聴方法
VNL2025の視聴方法については以下にまとめています↓
関連リンク
Photo:FIVB