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CL3位の主将トニウッティが放った喜びと苦言「長いシーズンのあとの銅メダルはすばらしい、ただ運営はスケジュールを再考すべき」【欧州CLバレー男子】

現地時間5月18日(日)にバレーボールヨーロッパチャンピオンズリーグ男子の3位決定戦がウッチ(ポーランド)で行われ、ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(ポーランド)がハルクバンク・アンカラ(トルコ)に3-1(25-22, 26-24, 20-25, 25-18)で勝利し、銅メダルを獲得した。

試合後、ヤストシェンブスキ・ヴェンギェルの主将でセッターのバンジャマン・トニウッティ選手に話を伺った。その中で悪夢の準決勝敗退を乗り超えた喜びを語るのと同時に、今シーズンのスケジュールの過酷さについても言及した。

トニウッティ選手のコメント

とても嬉しい。本当にうれしいよ。昨日はあと少しで決勝に進めるところまで行って、それを逃してしまった(2セットを先取してから3セットを取られる逆転負け)。それなのにそこから僕たちはこうして復活したんだ。あれから24時間も経たたず、ほとんど眠れなかったにも関わらずね。昨日のような試合のあとにぐっすり眠るなんて無理だったから。そんな中でこうして3位を掴む力を取り戻すことができたのはよかった。チームにとって大きな勝利だった。

特に、僕たちが2-0でリードしたあとに第3セットを落としたときは、会場中が「おい、またか?」と思っていたと思う。僕たち自身も少しだけ「またあの悪夢がくるんじゃないか」という気持ちがあった。でもみんな団結し、チームとして素晴らしいプレーができたと思うよ。

ここ1カ月は僕たちには運がなかった。昨日はノルビー(・フベル)が頭部にボールを受けて今日の試合には出られず、ピヴォ(・ポピフチャク)もウォームアップ中にハムストリングを痛めてしまった。僕自身も第2セットの最後のポイントでハムストリングを痛めて、そこからはほぼ片足でプレーしていたんだ。

それだけに今日の勝利は本当に感慨深いよ。本当にうれしいよ。今季でクラブを離れる選手のためにも勝ちたかったし、スタッフやクラブのすべての人にとっても、この銅メダルは価値あるものだよ。特にこれほどまでに長いシーズンのあとではね。

僕はこれまで長くプレーをしてきたけど、今シーズンは僕が経験してきた中でも最も長く感じたシーズンだったと思う。運営側にはスケジュールについて再考してもらいたい。チームの多くが『片足状態』でシーズンを終えている。例えばユーリ・グラディル(ザビエルチェ)もいない、ノルビーもピヴォもいない。セメン(セメニウク(ペルージャ))も(フルでは)出られなかった。運営側はこの状況について考える必要がある。シーズン最終盤のバレーボールの質が下がってしまったからね。

※ヤストシェンブスキ・ヴェンギェルは今シーズン、9月中旬からの約8カ月間で計52試合(国内リーグRS30+PO8+カップ3+スーパーカップ1+CL10)を戦った。今季はその他ポーランドリーグのトップチームもほぼ同数の試合数をこなした。

Photo: CEV



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