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石川祐希「非常に楽しかった」ペルージャを欧州王者に導いた20得点の活躍と今季の総括【欧州CLバレー優勝インタビュー】

現地時間5月18日(日)にバレーボールヨーロッパチャンピオンズリーグ男子の決勝戦がウッチ(ポーランド)で行われ、石川祐希所属のペルージャ(イタリア)がザビエルチェ(ポーランド)に3-2(25-22, 25-22, 20-25, 22-25, 15-10)で勝利し大会初優勝を決めた。石川は準決勝に続いてスタメン出場を果たし、チーム2位の20得点を挙げるなど活躍し優勝に大きく貢献した。

優勝セレモニーのあと、石川祐希選手に話を伺った。

石川祐希選手インタビュー

試合のふりかえり:「非常に楽しかった」

トシキ:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは。

石川:嬉しいです。

トシキ:フルセットの長く厳しい試合となりましたが、今日の試合を振り返っていかがですか。

石川:そうですね、ザビエルチェは非常にディフェンスがよく、スパイクを打ってもボールが上がってくるので苦戦したところはありました。しかし1セット目、2セット目に関してはベンタラ選手とかが決定率の高いパフォーマンスをしてくれたし、サーブもよかったです。

3セット目、4セット目に関しては、スパイクは前よりは少し決まるようになって決定率が上がったかなと思います。ただ4セット目の最後に少しミスともったいないスパイクを打ってしまったので、そこは反省点かなと思います。

しかし5セット目に関しては、スパイクもそうですし、特にサーブの部分ではチームに貢献できたなと思っているので、そこは評価できるのかなと思います。

トシキ:4セット目はご自身のアタックミスなどで悔しい取られ方をしたわけですが、それにもかかわらず5セット目のスタートから石川選手が笑顔で、4セット目の最後のことがなかったかのように楽しそうにされている姿が印象的でした。もうセット間で完全に気持ちを切り替えることができていたのですか。

石川:4セット目は最後の2本だけなので、それ以外のプレー、それ以外のスパイクとかは非常によかったと思っています。その最後、大事なところだったでしたけど、そこでミスしてしまっただけなので、5セット目にはそんなに関係ないというか、普通に切り替えることもなく普通に臨んていました。

むしろ5セットやることになって、僕は非常に楽しかったです。非常に高いレベルで試合ができていたと思うので、その場にいれて、今シーズンは僕たち(ペルージャ)とザビエルチェが一番長くバレーボールをしているなということを考えながら、楽しみながらやっていました。

トシキ:試合に関して、ザビエルチェからすると2セット取られて2セット取り返すという昨日の準決勝と全く同じ展開でした。そして5セット目も準決勝と同じ結果にすべく、地元ポーランドサポーターの応援やブーイングだったり、会場全体でザビエルチェの連日の逆転劇を願う空気ができていたように感じました。そうした雰囲気はペルージャの選手たちも感じ取られていたのでしょうか。

石川:あんまり僕は気にならなかったというか、2セット目取って、3セット目取られて、「あーこれ、ザビエルチェに流れが来てるな、昨日と同じような感じだろうな」というふうには思っていました。ただそこは想定の範囲内でしたし、僕たちもそれを求めていたわけじゃないですけど、5セットやるつもり来ていたので想定通りだし、むしろ楽しかった、これを待ってたという感じでした。なので5セット目もみんないいプレーができたんじゃないかなと思います。

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