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ペルージャに挑むハルクバンク主将マイカ・マア「全員が全力を出し切る必要がある」【欧州チャンピオンズリーグバレー男子】

5月15日(木)にヨーロッパチャンピオンズリーグファイナル4の記者会見が行われ、石川祐希選手が所属するペルージャ(イタリア)と準決勝を戦うハルクバンク・アンカラ(トルコ)の主将マイカ・マア選手(アメリカ)にお話を聞いた。

T:今の気分はどうですか。

マア:とてもワクワクしてるよ。これは大きなチャンスだし、長い準備期間があったからね。(4チームの中で)最長の準備期間だったと思うよ。これがどういう結果を招くかわからないけど、おかげで試合がしたくてたまらないよ。長い間試合をできてないから。僕たちはまたコートに立てることが本当に楽しみなんだ。

T:チャンピオンズリーグでは準々決勝のワルシャワ戦で劇的な勝利(ゴールデンセットを取っての勝利)でファイナル4進出を決められましたが、一方でその後のトルコリーグでは少し苦しんでいたようですね。

マア:そうだね。チャンピオンズリーグでは良いプレーができていたけど、トルコリーグではうまくいかなかった。理由のひとつは、トルコの国内リーグには外国人枠があって、4人いる外国人選手のうち3人しか同時に出場できないんだ。それでチャンピオンズリーグとは違うメンバーで戦ってなんとかしようとした。でもスタメンを固定できず、リズムを作るのが難しかった。それに終盤にはケガ人も出た。マルコ・マティッチ(MB)は足のケガで長く離脱していたし、僕自身もプレーオフの5~8位決定戦では出場できなかった。マレク・ショトラ(OP)も腹部のケガがあってね。そういった事情に加えて、トルコの他のチームもすごく良いプレーをしていたし、彼らの勝利にもふさわしかったと思う。いろんな要素が重なった結果だね。

T:そこからのこの大会に向けた準備はどうでしたか。

マア:すごく良かったよ。みんなのコンディションがかなり回復して、チームとしても健康な状態に戻れた。新しい監督のもとで、少しずつシステムも構築できたし、良い準備期間になったと思う。

T:明日はペルージャと準決勝を戦います。すでにグループラウンドでも2度(1勝1敗)戦っていますが、ペルージャはどんなチームだと言えますか。

マア:本当に素晴らしいチームだよ。止めるのがとても難しい。手数が多くて、武器がたくさんあるし、規律があってスキルも高くて、経験もある。チャンピオンチームに必要な要素をすべて持っていると思う。だからこそ、僕たちは「何か違うもの」をコートに持ち込まなければいけない。挑戦的なことをしたり、スマートにプレーしたり、彼らのリズムを少しでも崩そうとすること。それができずに彼らがリズムに乗ったときは、正直、世界中のどんなチームでも止めるのは難しいと思う。

T:あなたのチームで、明日のキープレイヤーは誰だと思いますか。

マア:うーん、それは難しい質問だね。でも僕が学んだことは、チャンピオンになるためには全員がベストな状態でなければならないということ。これは本当にそう。これについては何度も考えたよ。タイトルを取るのは本当に難しくて、誰か一人じゃなくて、コートに立っている選手全員がベストを尽くさないといけない。本当にベストじゃなきゃいけない。僕たちには特にこれが必要。たぶん僕たちは準決勝でも勝者候補ではないだろうし、大会全体でも優勝候補じゃない。だから失うものはないけど、全員が全力を出し切る必要があると思っているよ。

Photo: TOSHIKI, CEV

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