広告 イタリアリーグ 海外

関菜々巳「ここでの成長を自分自身と日本代表に還元したい」チームも優勝に王手【イタリア女子バレーPO決勝】

2025年4月22日

現地時間4月19日(土)イタリアセリエA女子PO決勝コネリアーノ(関菜々巳)対ミラノ(福留慧美所属)の第2戦が行われ、コネリアーノが3-0(25-22, 25-20, 25-18)でミラノに勝利した。コネリアーノはこれで決勝戦2連勝とし、リーグ優勝まであと1勝と王手をかけた。

試合後、コネリアーノ所属のセッター、関菜々巳選手に話を伺った。

T:お疲れ様でした。まずこの決勝戦をふりかえる前に、ここまでのプレーオフの道のりについてふりかえりをお願いします。

関:準々決勝の1戦目でスタメンに出させてもらいました。正直緊張しながらも自分の中ではこのシーズンの中で一番いいプレーができたので、ここでプレーできて幸せだなとすごく思いました。また準決勝ではノヴァーラと、石川選手と戦いました。本当に今シーズンの中で一番苦しい試合だったんですけど、その中でも勝負強さを発揮しながら、何て言うんですかね、「ここの1点」というところで(自チームが)しっかり点を取り切るというところが素晴らしいなと思いながら(ベンチから)見ていました。

T:準決勝でのノヴァーラに敗れた試合がコネリアーノにとって今シーズン初の黒星だったと思いますが、あの試合後のチームの雰囲気はどうだったのでしょうか。

関:私自身も正直、どんな雰囲気になるのかなと思っていました。でも試合後には選手の中で「あれはこうしなきゃいけなかったよね」という話を綿密にしていたり、次の試合前には監督が「自分たちは勝つことに慣れすぎていて、1勝することがどれだけ大変で素晴らしさを忘れていたから、もう1回この試合から頑張ろう」と話していて、確かにそうだなと思いました。やっぱり勝つことが当たり前になっていて、それって凄いことですけど、なかなかこの1戦に対しての思いがちょっと薄れていたところがあったのかなと思い返した試合でした。

T:そしてその壁を乗り越えて決勝戦まで来ました。今日も含めてここまで2試合を終えていかがですか。

関:やっぱりノヴァーラさんとは違ってミラノさんは強さ、高さがあるチームなので、戦い方も自分たちで変えなきゃいけないというのを練習のときから話していました。それをしっかり出せているのかなというところと、この会場の雰囲気というところは素晴らしいなと思います。

T:雰囲気といえば今日の試合ではイタリア国歌の大合唱がありましたね。

関:途中で音源が消えちゃったのに、それでもみんなが(アカペラで)で歌い続けていて、この一体感というか、ちょっと日本とはまた違う風習だったり文化というところが、私にとっては新しくてすごく楽しいですね。

T:これで2連勝で、優勝まであと1勝となりました。次のホームでの第3戦に向けて一言お願いします。

関:やっぱり一番難しい試合になると自分たちもわかっているので、中2日しかないですけど、そこでしっかり準備していきたいと思います。私自身も、どんな状況でも準備をして、チームの勝ちに貢献できるよう頑張りたいと思います。

T:最後に、先日日本代表メンバーが発表されました。今年の代表シーズンへの意気込みを教えてください。

関:まずはここのイタリアリーグに集中して、その後しっかり、ここで学んだことをしっかり日本に還元すると言ったらアレですけど、自分自身に還元しながら、チームにもできることがあれば何かを還元しながら、チームがもっと強くなれるように結果を残せるように頑張っていきたいと思います。

Photo: TOSHIKI, legavolleyfemminile.it

あわせて読む

-イタリアリーグ, 海外
-, , , , , , ,