現地時間4月18日(金)にイタリアスーパーレガ5位決定戦予選第3節で、大塚達宣が所属するミラノとパドヴァが対戦し、3-0(25-22, 25-21, 25-15)でミラノがパドヴァに快勝した。
試合の詳しい内容は下記記事に記載している。
試合後、ミラノに所属するフランス代表アウトサイドヒッターのヤシン・ルアティ選手に話を伺った。

T:お疲れ様でした。まだシーズンは終わっていませんが、ここまでのシーズンをふりかえっていかがですか。
ルアティ:そうだね、正直タフなシーズンだったと思う。なぜなら自分たちはチームとしてすごく成長できたしプレーもかなり良くなったけど、ちょっとジェットコースターみたいな感じで安定はしてなかったからね。僕たちはレギュラーシーズンを6位で終えた。それが自分たちの実力だったのだと思う。もちろん、もっと上を狙えたかもしれないけどね。シーズン自体すごく長かったし、移動も多かった。途中でメンバーも少し動かしたりもした。タツ(大塚)を使ったり、ミドルもちょっと変えたりして、ずっとベストなスタメンを探しながら戦ってた感じだった。このグループにとって、こういうタフなリーグで戦うのはいい経験になったと思う。楽な試合なんて一つもなかったし、休めるタイミングもほとんどなかった。いいシーズンだったと思うけど、リーグの準決勝にもチャンピオンズリーグのファイナル4にも行けなかったのはやっぱり悔しいね。
T:チームメイトの大塚選手についてお聞きします。あなたにとって彼はどんな選手ですか。
ルアティ:正直言って、僕はこの選手が大好きなんだよ。たぶん自分の中で一番好きな選手の一人。あと宮浦も大好きだから、この二人が僕のお気に入りの選手だよ。タツは本当に特別で、いつも笑顔だし、真剣だし、何をするにもとても正確にこなす。チームにすごく貢献してくれる。去年のVNL(バレーボール・ネーションズリーグ)2024の決勝で対戦したんだけど、そのときに彼を知ったんだ。そのとき彼はキープレイヤーで、とても安定していて、もともと世界で一番バランスのいい日本代表に、さらにバランスをプラスしてた。だから元々彼をとても尊敬していたんだけど、コートの中で彼のことを知っていくと、本当に素晴らしいな選手だなって思ったんだ。だから本当に大好きだよ。
T:何か大塚選手とのエピソードがあれば教えてもらえますか。
ルアティ:うん、とても面白かったのが、彼がイタリア語を頑張って勉強していたこと。しかもイタリア語だけじゃなくて、フランス語やいろんな言語を勉強していて、本当にスポンジみたいだよ。耳にしたことはなんでも知りたがるし、教えたら何でもすぐに覚えて使えちゃうんだ。彼はとても頭がいいし、覚えた単語をちゃんと面白いタイミングで使って、みんなを笑わせてくれたりもするよ。本当に素敵なやつだよね。

Photo: Powervolleymilano, TOSHIKI