現地時間4月1日(水)、ヨーロッパチャンピオンズリーグ男子のプレーオフ準々決勝第2戦が行われ、石川祐希所属のペルージャ(イタリア)がラス・パルマス(スペイン)に勝利しました。
ペルージャスタメン
Sジャネッリ(イタリア)、OHプロトニツキ(ウクライナ)、MBクロサート(イタリア)、OPベンタラ(チュニジア/ポーランド)、OHセメニウク(ポーランド)、MBルッソ(イタリア)、Lコラチ(イタリア)
石川祐希はベンチスタートでした。
試合内容
第1セット、ペルージャが高いアタック決定率とサーブ&ブロックによる高いブレイク力で序盤からリードを保って危なげなくセットを奪います。続く第2セットもプロトニツキを中心に得点を重ねたペルージャが序盤からのリードを守り切りセットを連取します。
ただし第3セットはラスパルマスが強力なサーブと堅いフロアディフェンスから、元イタリア代表のユアントレーナらがスパイクを決めるなどして8-9と逆転すると、その後13-16と点差を広げつつリードを保ちます。
しかし終盤でワンポイントブロッカーとして起用された控えセッターのアルギラゴス(イタリア)がその期待に応えてユアントレーナを1枚で止めて24-23とペルージャが土壇場で逆転しマッチポイントを握ります。そのまま最後はセメニウクのサービスエースが決まり25-23でペルージャが第3セットも取り切って3-0で勝利しました。
ペルージャ - ラス・パルマス
3-0 (25-18, 25-21, 25-23)
MVP:プロトニツキ
13得点(アタック12、サーブ1)、アタック決定率67%
石川祐希:出場なし
試合スタッツ
https://www-old.cev.eu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=82010

トシキのコメント
この結果ペルージャは準々決勝2連勝となり5月にトリノ(イタリア)で行われるファイナル4進出を決めました。ペルージャがファイナル4に進むのは優勝した昨年から2年連続。
両チームはグループ予選でも同じプールだったので、この試合で今季4回目の対戦でした。ここまで敗戦こそありませんでしたが、アウェイ戦では2試合ともフルセット(しかもどちらも2セット先行してから2セット取られる展開)だったので、油断できない相手でした。
いつも通り最初の2セットは連取するも、やはり鬼門となったのは第3セット。なんでこのチームはこう毎回毎回3セット目からギアがグッと上がるのか(笑)。
正直途中まではまたフルセットに行ってもおかしくないくらいにラス・パルマスに勢いがありました。しかしペルージャの名将ロレンツェッティ監督がプロトニツキに代えてアルギラゴスを投入するという奇策が見事にハマってストレート勝利。この美しいまでの作戦のハマりようには脱帽しました。選手、監督ともども凄すぎる。

ということでペルージャが順当にファイナル4進出。ただ正直プール戦も含めてこのスペインのチームにイタリアのペルージャがここまで苦しめられるとは思っていませんでした。
ラス・パルマスに元イタリア代表でリオ五輪銀メダリストのユアントレーナというスターがいるのは知っていましたが、蓋を開けてみると彼だけではなくセッターのデアモやミドルのスペンサーなど各選手のレベルも高くとても驚かされました。相手がペルージャではなければファイナル4に勝ち進んだ可能性も十分にあったでしょう。間違いなく今大会ナンバーワンのダークホースだったと思います。

ヨーロッパチャンピオンズリーグ男子ファイナル4は5月16日(土)、17日(日)にトリノ(イタリア)で開催予定。チケットはすでに販売中です。
https://www.ticketone.it/en/artist/cev-eurovolley-2026/final-four-cev-champions-league-men-4114422
ここから約1カ月半の空きがあるので、そのころには石川祐希の状態もよりいい状態になっているのではないかと思います。
ただファイナル4で実際に出場機会が巡ってくるかと言われるとなかなか厳しいというのが正直な感想です。それでもあの大舞台で彼が再び宙に舞う姿を楽しみにしています。
Photo: CEV