ペルージャは世界クラブ選手権に続いて今シーズン2つ目のタイトル獲得。ヴェローナはコッパイタリアに続くタイトル獲得とはなりませんでした。

去年のコッパイタリアで準優勝となった時は最大のダークホースとして挑んでの結果だったので、決勝で敗れたあとでもヴェローナの選手たちの表情には多少の満足感が見て取れました。しかし今年はすでにタイトルをひとつ獲得し、今回のスーパーコッパには優勝候補として挑んでいたため、表彰台での彼らの表情は悔しさを隠しきれていませんでした。
特にケイタは銀メダルをかけられた直後に外し、その後も表彰式が終わるまでずっと首にかけ直すことはありませんでした。

一方、優勝して歓喜に包まれるペルージャメンバーの中にも複雑な表情を見せる選手がふたり、アグスティン・ロセルと石川祐希です。
2人とも今大会は怪我で出場機会がありませんでした。本来はどちらもスタメン出場ができる実力の持ち主で、特にロセルに関しては開幕から大事な試合はずっとスタメン出場を続けていてペルージャのミドルブロッカー陣の中心的選手でした。
チームの勝利、優勝が嬉しいことは間違いないでしょう。ただタイトルのかかる大事な試合で試合に出られなかった悔しさが、無意識に表情に現れてしまっているように感じました。2人とも相当に負けず嫌いだし、試合に出ることへのこだわりを強く持っている選手なのだなと思いました(こういうときこそ取材したかった…)。

このようなハングリー精神の塊のような選手はやっぱり応援したくなるので、この悔しさをまた次の機会に晴らしてほしいです。
特に石川祐希が今季限りでペルージャを退団することがほぼ確実視されているので、ミラノ時代から4シーズンを共に過ごした石川-ロセルコンビを拝めるのも今シーズンが最後。ちなみに3月31日現在、石川の方は試合前のウォームアップでスパイクを打つ姿が確認されているので順調に回復しているようですが、ロセルの回復の方はまだ時間がかかりそうです。でも願わくばチャンピオンズリーグのファイナル4で2人でコートに立つ姿を最後に見たい。
表彰式が終わるとイタリア名物のファンがコートに入ってわちゃわちゃカオスな状況となったようですが、僕は諸事情によりその前に退避していたので選手たちと触れ合えずちょっと後悔。すっかり忘れていました。
ただ、いつものように取材はできなかったものの、スーパーコッパ2日間4試合の充実した観戦となりました。これの約1ヶ月前に行われたコッパイタリアよりも接戦が多かったものお得感があってよかったです笑。

あとイタリアの国内タイトルで残っているのはリーグのみ。現在ペルージャ、ヴェローナ、チヴィタノーヴァ、ピアチェンツァが準決勝進出を果たしています。
順当にいけばペルージャとヴェローナの決勝戦になりそうです。しかしペルージャはこの前スペインのラスパルマスにフルセットに持ち込まれたり、ヴェローナはミラノに1敗してしまったりと、どちらにも隙や危うさというのはまだあるのかなと思います。したがって他のチームが決勝進出、優勝ということも全然あり得るでしょう。
いずれにせよ佳境のイタリアリーグ、真の戦いはこれからです!!
Photo:筆者撮影、legavolley.it