本日3月1日よりバレーボール女子イタリアリーグのプレーオフが始まります。
日本代表の石川真佑選手が所属するノヴァーラ、同じく日本代表の関菜々巳選手が所蔵するブストアルシーツィオはそれぞれレギュラーシーズンを勝ち上がってプレーオフに進出しました。
プレーオフは準々決勝が3試合のうち2勝、準決勝と決勝は5試合のうち3勝した方が勝利となります。試合はホーム&アウェイ方式で行われ、レギュラーシーズンでの順位が高い方から先にホームで戦うことができます。
プレーオフ準々決勝の組み合わせは以下のとおり(カッコ内はレギュラーシーズン順位)。
①コネリアーノ(1位) vs ブストアルシーツィオ(関菜々巳所属、8位)
②ノヴァーラ(石川真佑所属、4位) vs キエリ(5位)
③スカンディッチ(2位) vs ベルガモ(7位)
④ミラノ(3位) vs ヴァッレフォリア(6位)
まず関選手が所属するブストアルシーツィオが対戦するのは、関選手の古巣でもあり昨シーズン五冠、今シーズンはコッパイタリアで優勝した女王コネリアーノ。ブラジル代表のガビやスウェーデン代表のハークら最強のアタッカー陣を世界最高のセッターと呼び声高い元ポーランド代表のヴォウォシュが操る。更にフロアでは世界最高の元イタリア代表リベロのでジェンナーロが鉄壁の守りを見せるなど正に最強軍団。

当然レギュラーシーズンでの両者の対戦はコネリアーノが2戦2勝。しかし意外にもどちらもフルセットまでもつれる大接戦でした。なのでコネリアーノにも多少の苦手意識があるかもしれません。下馬評はコネリアーノが圧倒的に有利ですが、関選手が得点源であるオポジットのオボッサやメキシコ人アウトサイドのパラらの能力をうまく引き出すことができれば世紀の番狂せが起こるかもしれません。

そして石川選手が所属するノヴァーラが対戦するのはキエリ。両者はレギュラーシーズンで最後まで激しい順位争いを繰り広げ、最後はセット率の差で僅かにノヴァーラに軍配が上がりホームアドバンテージを手にしました。
今シーズンのキエリは他のイタリアリーグ上位チームとは異なり絶対的エースはいませんが、オランダ代表セッターのファンアーレンを中心に的を絞らせないゲームメイクで勝ち星を重ねてきました。その中でもポイントゲッターとなるのはハンガリー代表オポジットのネメスと昨年の世界選手権でブレイクしたイタリア代表若手アウトサイドのネルヴィーニです。

対するノヴァーラはロシア人オポジットであるトロクの圧倒的な攻撃力が最大の武器。またチーム全体としてディフェンス力が高く、粘りのディフェンスでボールをトロクに繋いでブレイクポイントを狙う。石川選手は主にディフェンスの中心としてチームで大きな存在感を見せているだけでなく、サーブでのブレイクも多い。また石川選手だけでなく、攻撃型のベルギー代表のヘルボッツと攻守のバランスに優れたドイツ代表のアルスマイヤーとアウトサイドヒッターの層が厚いので、彼女らを上手く使い分けて勝利を重ねたいところ。
両チームの今シーズンの対戦成績は1勝1敗の五分。あと実は両者がプレーオフ準々決勝で対戦するのはこれで4年連続のこと。ただ過去3年はいずれもノヴァーラが勝利を収めています。今シーズンもノヴァーラが勝つか、それともキエリが4度目の正直となるか。

またこれら準々決勝2試合の勝利チームがそのまま準決勝を戦うことになります。なので可能性としては準決勝で日本人対決となりますが、かなり厳しいでしょうね(ブストの方が)。
残りの準々決勝については、イタリア代表オポジットをそれぞれ擁する2チーム、アントロポヴァのいる世界クラブ選手権女王スカンディッチとエゴヌのいるスーパーコッパ女王ミラノが順当に勝ち上がりそうですね。
イタリアセリエA女子、プレーオフ準々決勝は、第1戦が現地時間3月1日、第2戦が3月4日または5日、そして1勝1敗となれば第3戦が3月7日または8日に開催されます。試合はいずれもVBTVで視聴可能です。
Photo: legapallavolofeminile.it