バレーボール世界選手権2025男子大会の準決勝の結果は以下のとおり。
準決勝
ブルガリア - チェコ
3-1 (25-20, 23-25, 25-21, 25-22)
第1セットはブルガリアがOHニコロフのアタックやSニコロフのツーアタック、さらに3本のエースなどサーブで攻め立てて25-20で危なげなくセットを先取。第2セットはチェコがOHヴァシナとOPインドラが高い決定力でアタックを決め続けて23-25で接戦をものにします。
第3セットも序盤は競った展開が続きますが、OHニコロフのアタックとチーム計5本のブロックで中盤以降徐々にリードを広げたブルガリアが25-21で取り切り王手をかけます。
第4セットはチェコがこのセットから入ったOPショトラらの活躍で中盤まで互角の戦いを見せますが終盤にミスが増え、一方でブルガリアはアタックがうまく決まらない中でも集中力を保ちリードを広げます。最後はチェコのサーブがミスとなり25-22でこのセットを取り切ったブルガリアが3-1で勝利。

ブルガリアは1970年大会以来55年ぶりに世界選手権の決勝に駒を進めました。このまま初優勝を狙います。
敗れたチェコは3位決定戦に回り、1966年大会以来59年ぶりのメダルを狙います。

イタリア - ポーランド
3-0 (25-21, 25-22, 25-23)
今年のVNL決勝の再戦となった準決勝第2試合。
第1セット、OHセメニウクのブロックなどで7-11と先にリードしたのはポーランドでしたが、イタリアが強力なサーブから連続得点を決めて16-15と中盤に逆転すると、その後もOPロマノやOHミケレットのアタックを中心に得点を重ねたイタリアが25-21で先取します。
第2セットはイタリアはOPロマノやOHミケレット、ポーランドはOHレオンを中心に得点を重ねて22-22と点差がつかないままセット終盤まで進みますが、リリーフサーバーのOHサニの強力なサーブからイタリアが連続ブレイクを決めると、最後は彼のエースで締めて25-22でイタリアが連取します。
第3セット、序盤でMBフベルの連続エースなどで1-5とポーランドが先行すると、その後もOPササクのアタックなどで9-14とリードを保ちます。しかしMBルッソのブロックなどでイタリアが点差を詰めていくとOHミケレットのサービスエースで18-18と同点に追いつく。そこからMBアンザーニのブロックやリリーフサーバーOHサニのサービスエースで22-19とイタリアが逆転すると、最後はOHミケレットがバックアタックを決めて25-23でイタリアがセットを取り切り3−0で勝利。

イタリアは今年のVNL決勝のリベンジを果たし、2022年大会に続いて2大会連続の決勝進出。2連覇を目指す。
敗れたポーランドは3位決定戦に回り、2014年から続く4大会連続のメダル獲得を目指す。

今後の試合予定
※時間は日本時間表記
3位決定戦
9月28日(日)
15:30 ポーランド - チェコ
決勝戦
9月28日(日)
19:30 イタリア - ブルガリア
※詳しい試合結果、試合日程は大会公式ページから
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/men-world-championship
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Photo: Volleyball World