バレーボール世界選手権2025男子大会の準々決勝2日目(9月25日)の結果は以下のとおり。
準々決勝
チェコ - イラン
3-1 (22-25, 27-25, 25-20, 25-21)
第1セットは3本のサービスエースとクイックを多用した的を絞らせない攻撃でイランが試合を有利に進めて22-25で先取。第2セットもOPハジャプールの決定力の高いアタックとブロックを中心に得点を重ねたイランが終盤までリードしますが、そこからアタックミスや交代で入ったOPショトラのサービスエースなどでチェコが27-25と逆転で取り切ります。
第3セットはチェコがOPインドラとOHヴァシナの高い決定力と得点を重ねた一方、イランはOHポリヤを中心に得点を重ねて16-16と中盤まで競った戦いを見せます。しかしチェコのブロックやイランのミスで徐々に点差が開いて25-20でチェコがセットを取り切ります。
第4セットもチェコの勢いが止まらず、序盤からOPインドラのアタックやエースで得点を重ねて6-3と前に出ると、その後もOHヴァシナと二人で次々とアタック得点を決めてチェコのリードを保ちます。最後はOHガラボフがアタックを決め切って25-21でセットを取り切り、チェコが3-1で勝利しました。
チェコは1970年大会以来55年ぶりの準決勝進出となりました。

ブルガリア - アメリカ
3-2 (21-25, 19-25, 25-17, 25-22, 15-13)
第1セット、アメリカがOHイワートとOHチャンプリンを中心に安定して得点を重ねた一方、堅いディフェンスでブルガリアのアタックを簡単に決めさせず21-25で先取。第2セットも引き続きアメリカが試合の主導権を握り、さらにサービスエース2本で点数を離して19-25でセットを連取します。
第3セット、今度は序盤でアメリカに続けてミスが出てブルガリアが6-2とリードすると、その後もブルガリアがOHニコロフやMBペトコフのアタックで得点を重ねてリードを保ちます。さらに終盤にMBペトコフの2本のエースも出て25-17でブルガリアがセットを奪い返します。第4セットはブルガリアはOHニコロフ、アメリカはOHチャンプリンを中心に得点を重ね22-22と終盤まで競った展開となりますが、アメリカのミスとOHアスパルホフのブロックが決まって25-22としてブルガリアがフルセットに持ち込みます。
第5セット、出だしから兄OHニコロフのアタックとサービスエースでブルガリアが先行すると、さらに弟Sニコロフもアタックとブロックを決めて6-3とブルガリアがリードします。その後もOHニコロフやOHタタロフのアタックでブルガリア得点を重ねます。そこからMBクニーギーのブロックやブルガリアのミスでアメリカが14-13まで追いつきますが、最後はMBタタロフのクイックが決まり15-13でこのセットを取り切ったブルガリアが3-2で逆転勝利しました。
ブルガリアは2006年日本大会以来19年ぶりの準決勝進出です。

今後の試合予定
※時間は日本時間表記
準決勝
9月27日(土)
15:30 チェコ - ブルガリア
19:30 ポーランド - イタリア
3位決定戦
9月28日(日)
15:30 27日の敗者同士
決勝戦
9月28日(日)
19:30 27日の勝者同士
※詳しい試合結果、試合日程は大会公式ページから
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/men-world-championship
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Photo: Volleyball World