白熱のセミファイナル！！激闘を制して決勝に進んだのは？！【バレーボールネーションズリーグ2025男子】

バレーボールネーションズリーグ2025男ファイナルラウンドの準決勝の2試合が8月2日(土)に行われた。

準決勝① イタリア（予選2位） vs スロベニア（予選6位）

お互いをよく知るヨーロッパの隣国同士の対決となった準決勝第1試合。

第1セットは出だしからSジャネッリがいきなりサービスエース。その後更に2本目のサービスエースで10-8とイタリアが抜け出す。そこからイタリアのミスでスロベニアがすぐ追いついたが、その後再びSジャネッリのサーブからOHミケレットやOPリヒリツキの活躍でブレイクを重ねて21-17とイタリアが抜け出す。最後はスロベニアのアタックミスで、イタリアが25-22でこのセットを取る。

第2セット、序盤は競った展開となったが、スロベニアが堅いブロック&ディフェンスからサイドアタッカーの3人、OHシュテルン、OHモジッチ、OPムヤノヴィッチでジワジワとブレイクを重ねて13-20と最大7点差をつける。イタリアはブロックタッチからの切り返しでOHミケレットがアタックを決めるなどして21-23と一気に2点差まで詰めるも、最後はOHモジッチがスパイクを決め切って22-25でこのセットはスロベニアが取り切る。

第3セットはイタリアはOHミケレット、スロベニアはOHモジッチを中心に得点を重ね、17-17と中盤まで点差が離れない。しかしOHミケレットのアタックやサービスエースで連続ブレイクに成功したイタリアが21-17と抜け出すと、そのまま最後もOHミケレットがアタックを決め切って25-21でイタリアがセットを取る。

第4セット、序盤は10-10と競った展開となる。しかしイタリアがMBガラッシのサーブから、OPロマノのアタックやブロック、さらにスロベニアのアタックミスなどで16-10と一気に抜け出す。その後もOPロマノやMBガラッシのアタックでイタリアが確実にサイドアウトを重ね、最後はOHラヴィアがアタックを決め切って25-18としてこのセットを取り切った。

イタリア - スロベニア
3-1 (25-22, 22-25, 25-21, 25-18)

最多得点：OHミケレット（イタリア） 26点（アタック19、サーブ3、ブロック4）、アタック効果率55%

試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227712/

この結果イタリアはネーションズリーグ初のメダルを確定させ、初の決勝進出。一方のスロベニアは3位決定戦に回って銅メダル獲得を目指す。

準決勝②ブラジル（予選1位） vs ポーランド（予選5位）

準決勝第2試合は新旧世界ランキング1位対決。

第1セットはアタックミスが多く思うように得点できないブラジルに対し、ポーランドはOPササクを中心に得点を重ねて16-21とリードした状態で終盤を迎える。そこからOPダルランのアタックやブロック、ポーランドのミスで24-24とブラジルが追いついてデュースとなったが、最後はLポピフチャクのディグからOHレオンがアタックを決め切って26-28でポーランドが先取。

第2セット、序盤はお互いにブレイクしつつも7-7と点差が広がらない。しかし中盤にブラジルのミスやOHフォルナルのサービスエースなどで10-16とポーランドが一気に点差を広げる。ブラジルはOPダルランのアタックなどで15-17と点差を縮めるが、ポーランドがMBコハノフスキのサーブからエースやOPササクのスパイクで連続ブレイクし16-23と再び点差を広げると、最後はブラジルのサーブミスで19-25とポーランドがセットを連取。

第3セット、ブラジルはOPダルラン、ポーランドはOHセメニウクを中心に得点を重ねるも中盤まで点差が開かず16-16と試合が進んでいく。しかしMBコハノフスキとOPササクの連続ブロックで16-19とポーランドが抜け出す。そこからブラジルもMBマテウスの連続エースなどで20-20と同点に追いつくが、更にOHレオンのサーブからMBコハノフスキのブロックやブラジルのミスでブレイクを重ねたポーランドが20-24とマッチポイントを握る。最後はOPダルランのサーブミスで21-25とポーランドが取り切った。

ブラジル - ポーランド
0-3 (26-28, 19-25, 21-25)

最多得点：OPササク（ポーランド） 18点（アタック16、サーブ1、ブロック1）、アタック効果率71%

試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227711/