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日本がポーランドに完敗、3年連続のメダル獲得ならず【バレーボールネーションズリーグ男子】

バレーボールネーションズリーグ2025男子ファイナルラウンド(中国)、日本は7月31日(木)に準々決勝でポーランドと対戦し0-3(23-25, 24-26, 12-25)で敗れた。

この結果、日本は3年連続のメダル獲得とならず、6位で大会を終えた。

出場メンバー

日本

先発:OH髙橋藍(4)、MB小野寺(2)、S永露(3)、OH石川(11)、MB佐藤(1)、OP宮浦(17)、L小川

途中出場:S大宅(0)、OH富田(1)、OH甲斐(0)、MB西本(4)、OP西山(0)、MBラリー(0)

ポーランド

先発:OHフォルナル(11)、MBノヴァク(4)、OPササク(15)、OHレオン(3)、MBコハノフスキ(7)、Sコメンダ(4)、Lポピフチャク

途中出場:OHベドノシュ(0)、OHシャルプク(0)、OHセメニウク(6)、OPボウォンチ(2)、Sフィルレイ(0)

試合概要

第1セット、序盤はOP宮浦のスパイクやサービスエース、さらにS永露の連続エースなどで得点を重ねた日本が16-12とリード。しかしポーランドの連続ブロックなどで17-17と同点に追いつかれ、さらにOPササクのサービスエースで20-21と逆転を許す。そのまま最後はリリーフサーバーOH富田のサーブがミスとなり23-25でポーランド。

第2セット、序盤はポーランドがOPササクのスパイクなどで得点を重ね3-7とリード。そこから日本がOH石川や途中出場のMB西本のスパイクなどで点差を詰めて17-16と逆転に成功。しかしSコメンダのサーブから21-23と再逆転を許す。日本はMB佐藤のブロックで24-24となんとかデュースに持ち込むが、OPササクにスパイクとブロックで連続得点を許して24-26とポーランドが連取。

第3セット、序盤からポーランドが4本のブロックで5-8とリード。日本はS大宅とMBラリーを投入するも、さらに日本のミスが続いて7-13とポーランドが点差を広げる。その後もアタックがなかなか決まらない日本に対し、ポーランドはブロックやカウンターアタックで得点を重ねて10-21と点差を広げる。日本は次々と選手交代するも時すでに遅く、最後はOHセメニウクがスパイクで12-25と締め、日本は0-3でポーランドに敗れた。

試合スタッツ(英語)▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227708/

個人的MVP

宮浦健人

オポジット
17得点(アタック15、サーブ2)
アタック効果率 28%

両チーム最多得点。スパイクは2セット目まではとりあえず上げとけば決めてくれる無双モード、サーブも強烈なバナナサーブでエース・ブレイクを掴んだ。しかしチーム全体で失速してしまった3セット目は彼もまた数字を落としてしまった。

しかしここまで唯一の全試合スタメン出場で、大会を通してチームを引っ張ってきたのは間違いなく宮浦。とりあえず少し休んで、また今度はバナナの本場フィリピンでババナサーブを1試合1房分くらいかましてほしい。

ケヴィン・ササク

オポジット
15得点(アタック10、サーブ3、ブロック2)
アタック効果率 62%

予選ラウンドに続いてまたしても日本を苦しめたポーランドのオポジット。この日のパフォーマンスは本当に素晴らしく、アタックはゼロ失点の効果率62%。サーブ、ブロックでもプレッシャーを与え続けた。彼がこのパフォーマンスを続けられれば、準決勝のブラジル戦もきっと面白い試合になるだろう。

トシキのコメント

この試合は現地で見届けた。

正直、日本が負けることは覚悟していたが、このような不甲斐ない負け方をしてしまうとは全く想定していなかった。

2セット目まではよかった。勝負できていた。

OP宮浦の決定力は高く、OH石川とOH髙橋も相手の高いブロックをうまく利用することができていた。途中出場のMB西本もパッション溢れるプレーでコートを盛り上げた。S永露もサーブとブロックで得点。ポーランドの看板選手であるOHレオンを途中でベンチに下げせるまで追いこめていた。

だたサーブミスが多すぎて(1セット目7本、2セット目8本)ブレイクチャンスが少なかったのは勿体無いかった。そうしたミスを1、2点でも減らすことができていたらセットを取ることができていただろう。

会場の雰囲気も、昨日の地元中国対ブラジル戦よりも盛り上がっていたし、お客さんの半分以上は日本を応援してくれていたと思う。

しかし3セット目序盤で集中力が切れてしまっているのが見て取れた。急に被ブロックが増え、普段は落ちないはずのボールが落ち、更にコンビネーションミスも増えて異様な雰囲気が漂っていた。

我々の知っている日本はもうそこにいなかった。

選手交代をしてももう時すでに遅し。雰囲気を変えるどころか、その悪い雰囲気に呑まれてしまっているように見えた。

ティリ監督はもっと早いタイミングで何か手を打つべきだったと思う。

結局3セット目だけで日本の被ブロックは9本、アタック効果率-23%と悲惨な数字に。

間違いなく今大会ワーストのパフォーマンスのセットだった。見ていることも辛い試合だった。

もうとにかく課題が炙り出されたと前向きに捉えて、世界選手権までに修正していくしかない。

そして彼らにはきっとそれができるはず。とにかく少し休んで、またみんなで頑張ってほしい。

特にセッターは頑張らなければならない。

残りの大会日程




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Photo:FIVB

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