バレーボールネーションズリーグ2025予選ラウンド第3週千葉大会で、男子日本代表チームが初戦を戦うドイツ代表チーム。そのキャプテンを務めるセッターのヤン・ツィマーマン選手にお話を伺った。
なおインタビューは今年の5月末にポーランドで行われたシレジアカップでドイツチームが優勝した時のもの。シレジアカップにはこの2チームの他にウクライナとブルガリアの計4チームが参加していた。
トシキ:優勝おめでとうございます。今大会をふりかえっていかがですか。
ツィマーマン:僕たちは若いチームだから、最初のブルガリア戦ではちょっと苦しんだよ。まだまだ改善できるところがたくさんある。さっきも言ったように、僕たちは若くて、正に今成長している最中なんだ。
この大会で優勝できて嬉しい。やっぱり勝つのはいつでも気持ちがいいよ。自信にもなるし、これをきっかけにもっと練習して、VNL(ネーションズリーグ)に臨みたい。
トシキ:今年はキャプテンを務められていますがいかがですか。
ツィマーマン:今では僕がダントツで最年長だし、代表チームでの経験も一番多いからね(笑)。このチームを率いるのは楽しいよ。若い選手たちと一緒にやるのはやっぱりいいね。
トシキ:昨季のイタリアリーグの話ですが、所属されていたターラントは残念ながらスーパーレガから降格となってしまいました。あの試合のあとからここまではどのように過ごされていたのですか。
ツィマーマン: あの試合のあとは少し休みを取ったよ。本当にタフなシーズンだった。チームとしても個人的にも大変なシーズンだったよ。いい終わり方ではなかったけど、移籍市場が始まって僕はまたモンツァに戻ることになった。
個人的には知っている環境に戻れるから良かったと思う。日本のみんなもラン(髙橋)のおかげでこのチームも知ってくれているしね(笑)。モンツァに戻れるのは嬉しいよ。
とにかくしっかり休むことができた。12年間クラブと代表チームでずっとやってきていたからすごく疲れていたんだ。だからこの2ヵ月半はとてもいい休息になったし、身体にもお休みをあげることができてよかったよ。
トシキ:日本でのVNLにも参加しますか。
ツィマーマン:うん、何もなければ今年のVNLには全て参加する予定だからね。日本はいつもホスピタリティが素晴らしいし、ファンのみんなも温かいから戻ってこれるのが嬉しいよ。そしてランにはまた美味しいものを食べに連れて行ってもらわないといけないね(笑)。
トシキ:またランに新しいユニフォームも貰わないといけませんね(笑)。
ツィマーマン:そうなると完璧だね(笑)。
※ツィマーマン選手と髙橋藍選手は2021/22シーズンにイタリアのパドヴァでチームメイトだった。また両選手はパリ五輪の際にお互いのユニフォームを交換している。

Photo: FIVB, 筆者撮影