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大塚達宣「一試合たりとも無駄にしない」イタリアリーグでの成長と日本代表への思いを語る

現地時間4月18日(金)にイタリアスーパーレガ5位決定戦予選第3節で、大塚達宣が所属するミラノとパドヴァが対戦し、3-0(25-22, 25-21, 25-15)でミラノがパドヴァに快勝した。この試合でスタメン出場をした大塚達宣は8得点(アタック7(効果率64%)、ブロック1)、サーブレシーブ成功率73%と高いパフォーマンスを見せ勝利に貢献。観客投票によるMVPを受賞した。

試合の詳しい内容は下記記事に記載している。

試合後、大塚選手に話を伺った。

T:お疲れ様でした。まず今日の試合をふりかえる前に、惜しくも敗れてしまったプレーオフ準々決勝はどうでしたか。

大塚:そうですね、やっぱりチヴィタノーヴァはすごく力のあるチームで、(勝利した1戦目のあとは)チームとしては負けてしまいました。ただ試合内容は、2戦目は内容も悪かったんですけど、3戦目4戦目は本当に2点差勝負のところでやられてしまいました。自分たちが何か少しでも、1セットにつき2点ずつ何か改善できたポイント、うまくできたポイントがあったと思います。どうしようもない失点じゃなくて、自分たちが何か工夫したらこちらの点数になったようなボールもたくさんあったので、そういう意味では本当に悔しい負け方でした。しかし個人としては、特にこのプレーオフからコートに立たせてもらう機会も増えて、本当にシーズンの中で一番大事なところで、特に3戦目からスタートで使ってもらえました。それは本当にありがたいことだなと思いますし、それに応えたい気持ちは強かったですけど、やっぱり負けてしまった悔しさっていうのはすごい大きかったです。

T:どういうところが評価されてプレーオフでのスタメン抜擢となったのでしょうか。

大塚:どうなんですかね。でも僕が怪我から復帰してからはずっとスパイクとかサーブをもっと強く、力強くって話を(監督から)ずっとされていたので、それができないとコートには立てないだろうなっていうのは自分も感じていました。そうじゃないと、ずっと後ろ3つのローテーションだけの出場で終わってしまうと思っていたので、そこは監督含めスタッフ、チームメイトに本当に色々聞いてアドバイスをもらいました。それでだいぶ良くなって自分が自信持ってプレーできてる部分があると思うので、そこを評価されてやっとコートに立てたのかなと思います。

T:そしてプレーオフ準々決勝で惜しくも敗れて、現在5位決定戦を戦われています。今日の試合も含めて、ここまでの5位決定戦3試合をふりかえっていかがですか。

大塚:やっぱりチームとしてモチベーションを保つのがすごく難しい部分はあります。僕自身も優勝のチャンスがない試合っていうのが日本ではなかったと思うので、そういう意味ではモチベーションというところはすごく難しいですけど、今はまずその5位を取ることでミラノが来年CEVチャレンジカップの出場権を取れるので、このチームがその出場権を取られるように頑張りたいというのが一番のモチベーションになっています。あと僕は1試合たりとも無駄な試合をしてはいけないと思っています。せっかくこっち(イタリア)に来てやっていますし、どんな状況でもまず自分を伸ばすっていうことを考えて、ここで頑張ることがこの先の代表とかその次のシーズンへ繋がると思うので、本当にそれをモチベーションに頑張ってます。

T:代表という言葉が出ましたが、先日今年の日本代表登録メンバーが発表され、大塚選手もそこに選ばれました。今年の代表活動への意気込みをお聞かせください。

大塚:まずは選んでもらうことは当たり前じゃないと思っています。そこに選んでもらえて、本当に評価していただいていることはありがたいと思うので、まずそこは本当に感謝しています。選ばれたからには、日本のバレーボールの代表として、毎年そうですけど本当に自覚を持ってやっていきたいと思っています。今はこっちの、この目の前の5位決定戦のことを考えているので、あまり代表でどういうことをしようかなというビジョンはあんまりまだ考えてないです。でもここでやっていても、日本でやっていても毎日毎日練習で自分を向上させていくことには変わりないと思うので、それは場所が違うだけで、やることは変わらないと思っています。

Photo: Powervolleymilano, TOSHIKI

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