インタビュー

髙橋藍「パドヴァですごく成長した」「代表ではエースの軸としての役割を確立していきたい」22/23シーズン最終戦後コメント

イタリア男子バレーボールリーグセリエA5位決定戦準決勝、髙橋藍所属のパドヴァは現地時間5月7日(日)にアウェイでモンツァと対戦し、0-3(23-25, 33-35, 14-25)で敗れました。

試合後、パドヴァの髙橋藍選手にコメントをいただきました。

ー今シーズン最後の試合を終えていかがですか。

髙橋:今日はやっぱりチームとしての目的もあったので、自分が試合に出なかったり途中から出場というところで、まあこれもまた自分にとってはいい経験になりました。気持ちの作り方もスタートに入るときと違いますし、だから常にいつ呼ばれても活躍できる準備をしておかないといけないので、そこの気持ちの作り方とかそういう部分はこの5位決定戦の中で得られたものなんじゃないかなというのは、今日の試合も終えて感じている部分です。

ー今シーズン全体をふりかえってみていかがですか。

髙橋:今シーズン本当に自分としてはパドヴァですごく成長したなという感覚があります。本当にレギュラーシーズンを通して、1試合ぐらい出てないときがありましたけど、ほとんどの試合をスタメンで出て最初から世界のトップリーグで戦えて自分自身の成長をすごく感じられたので、 このシーズンは自分にとってすごく大きなものになったんじゃないかなと思いますし、いろいろと良くも悪くも課題が出たんじゃないかなと思っています。

ー成長というところで、ご自身でいちばん成長したなと思う部分は何ですか。

髙橋:やっぱり去年から比べると、もちろん技術的なところは総合的に全て上がっているとは思うんですけど、 いちばんはやっぱり世界を相手に戦っていく中のメンタルというところがかなりこのシーズン通して上がったなと思います。2メートルの選手であったり世界のトッププレイヤーを相手に常に戦ってきて、そこに慣れたというのもありますし、そこで対戦して結果を出してきたことで、そこの自信というところが去年とはまた一段と違うんじゃないかなと思います。 やっぱり去年はまだ見習いというか、まだ若い年でチームを引っ張っていくっていうよりも助けてもらっている部分の方が多かったのかなというのがあるんですけど、(今シーズンは)本当にパドヴァの軸としてやってきた中でチームを引っ張ってける存在に近づいていったというところが、シーズン通していちばん成長してきた部分だと思ってます。

ー逆に今のいちばんの課題は何ですか。

髙橋:やっぱり常に求めているのは1点を取り切る力。絶対に大事な場面でサーブであったり、ディフェンスであったり、ブロックというところで関わってくるので、やっぱりそこはまだまだ常に1点の重みというか、そこは意識してやらないといけないなっていうのは感じます。

ー今シーズンこのイタリアリーグで培った経験を日本代表でどのように生かしていきたいですか。

髙橋:今シーズン、イタリアでフルでスタメンとして試合に出ていろいろ得たものを次は代表でしっかりと出していかないといけないですし、代表では次はやっぱりエースの軸としての役割を求められてくると思うので、自分もやってきたことをすべて出してそこの軸というところは確立していきたいです。また次は助けてもらう立場よりも自分が引っ張っていく立場を目指して代表ではやっていきたいなと思います。

ー最後にファンの方々にメッセージをお願いします。

髙橋:本当にファンの方々の応援が世界中からあってそれが自分の耳にも届いています。そのファンの方々のおかげで自分の今の活躍や力がついてきているというところもあるので、本当にファンの方々にはすごく感謝しています。そのファンの方々の期待に応えるためにもこのシーズンを通してフルで活動していたので、次は日本代表の試合の中でファンの方々がさらに応援してくれるようなプレーを出して恩返しをしていきたいなと思っています。

写真:筆者撮影

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