チヴィタノーヴァ(イタリア)に所属するマッティア・ボットロ選手にお話を伺いました。
ボットロ選手はイタリア代表のアウトサイドヒッター。
昨年の世界選手権では大会を通してスタメンとしてコートに立ち続け、爆発力のあるスパイクとサーブを武器にイタリア代表の優勝に大きく貢献しました。またクラブチームでは名門ルーベ・チヴィタノーヴァの攻守の要としてチームを支えています。
取材日の4月2日はヨーロッパチャンピオンズリーグ準々決勝でアウェイでザビエルチェ(ポーランド)に0-3で敗れ、通算2連敗でチャンピオンズリーグ敗退が決まってしまいました。
トシキ:残念ながらザビエルチェに2連敗でヨーロッパチャンピオンズリーグファイナル4進出はできませんでしたが、このザビエルチェとの2試合をどうふりかえりますか。
ボットロ:ザビエルチェとの試合は難しくなることはわかっていましたが、それがそのまま結果に出る形となってしまいました。彼らはなるべくしてポーランドリーグで首位となっていますし、今回は彼らに「生死をかけた戦い」をどう戦うかを見せつけられました。自分たちも2試合とも高いレベルでプレーしなければいけませんでしたが、最初の試合ではそれを続けることができませんでしたし、今日の試合もよくありませんでした。今回のチャンピオンズリーグでの教訓を生かして、ヴェローナとの試合に集中したいと思います。
トシキ:ヴェローナとのイタリアリーグプレーオフ準決勝での勝利のカギは何だと思いますか。
ボットロ:悪い状況をどう打開するか、自分たちはそこに取り組まなければいけないと思います。悪い状況のときは全員の競技レベルが著しく落ちるからです。全員が高いレベルをキープしなければいけませんし、一度落ちてもすぐに調子を戻さなければいけません。そうして皆がいいプレーをしてやっとヴェローナのような相手とのタフな試合を戦えるでしょうし、ザビエルチェにやられたことを自分たちがヴェローナにやってやれるでしょう。

トシキ:昨年の世界選手権では初めて代表で大会を通してスタメンとして出場して優勝されました。その経験はご自身にどんな影響を与えましたか。
ボットロ:本当に信じられないくらいものすごい経験で、私に多くの自信を与えてくれました。またあの経験を通して、イタリアの人々がいかに自分たちのスポーツチームの代表選手たちを愛してくれているのかを実感しました。もう8カ月も前のことなので今は世界選手権について考えることはないですが、またふとした瞬間にあのチームと一緒に世界選手権を戦えたことや、あの結果をイタリアに届けられたことがいかに自分にとって幸運なできごとだったかを思い出すのでしょうね。決して忘れることはないです。
トシキ:今年のネーションズリーグ(VNL)でイタリア代表は大阪で試合をすることになっていますが、ボットロ選手も大阪に来られますか。
ボットロ:まだわかりませんが、みんなVNLでプレーをしたがっているでしょう。VNLで優勝することはずっと自分たちの目標のひとつなので、僕も含めてみんな大阪にも行きたがっていると思います。去年有明アリーナで日本の人たちがこのスポーツをどれほど愛しているかを目の当たりにしたので、今年も満席になってくれると嬉しいですね。

トシキ:ボットロ選手は日本代表の髙橋藍選手と仲が良いと思いますが、彼が来季ポーランドでプレーする噂があるのは知っていますか。
ボットロ:この場で私から答えられることはありません。事実は近い将来明らかになるでしょう。ただ私から言えるのは、彼がまた最高レベルの環境でバレーボールをプレーしたいと言っていたということだけです。だからもしそうなればポーランドは彼にとっていい場所と言えるでしょう。
Photo: 筆者撮影, legavolley.it, Volleyball World