現地時間4月1日(水)、ヨーロッパチャレンジカップ男子の決勝第2戦がミラノ(イタリア)で行われ、日本の大塚達宣、マサジェディ翔蓮(かれん)が所属するミラノがアールスト(ベルギー)を3-0で下して通算成績を2勝0敗として優勝を果たしました。
大塚はアウトサイドヒッターとしてスタメン出場、マサジェディはベンチスタートでした。
第1セットはオポジットのレゲルス(ベルギー)がアタック、ブロック、サーブで8得点を上げる活躍を見せたミラノが25-16で危なげなく先取。続く第2セットも序盤こそアールストにリードされる場面があったものの、レゲルスとイキノ(イタリア)を中心に中盤以降連続得点を重ねたミラノが逆転し25-19で連取。

2セットを取った時点で勝ち点の関係からミラノの優勝が決まりましたが、第3セットもミラノはメンバーを変えず、ブラジル代表セッターのクレリングが多彩な攻撃を展開して序盤からリード。そして最後はキャプテンのレゲルスが強烈なスパイクを決めきり25-18でこのセットも取ったミラノが3-0で完勝しました。
ミラノ - アールスト
3-0 (25-16, 25-19, 25-18)
大塚
10得点(アタック10)、アタック決定率67%、サーブレシーブ成功率50%
マサジェディ:出場なし
スタッツ:https://www-old.cev.eu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=82202

ホーム&アウェイ形式で行われた決勝戦。先にアールストホームで行われた試合はミラノが3-0 (25-18, 25-19, 25-22)で快勝していましたが、ミラノホームでの試合でも集中力を切らさず完勝。
イタリアリーグでは準々決勝で敗れてしまいましたが、無事ミラノにとって今シーズン最初で最後のタイトルを獲得しました。ミラノがタイトルを獲得するのは同じくチャレンジカップで優勝した石川祐希がミラノ1年目だった2020/21シーズン以来5シーズンぶり。
ただこのチャレンジカップに関しては、イタリアとポーランドのチームとそれ以外チームで実力差がありすぎたので、準々決勝のチェンストホヴァ(ポーランド)との試合が事実上の決勝戦だったと言えます(そのチェンストホヴァもいい選手がいるのに何故か弱く、ポーランドリーグでは最下位となり降格した)。
したがって決勝戦がこのような一方的な展開となることは大方予想できてました。でも2セット目が終わった時点で優勝が決まっていたので、普段なら3セット目からスタメンを下げて消化試合とするところをスタメンのままでスト勝ちしてくれたのはよかった。あの消化試合を見せられるのは正直嫌なので(笑)。
大会MVPはミラノのキャプテンで圧倒的点取屋のレゲルス。文句なし。この試合でも母国のチームに暴力的な攻撃を浴びせ続けて両チーム最多18得点。MVPトロフィーは元イタリア代表で前ミラノキャプテンのピアノから渡されました。エモい。

そのレゲルスに次ぐ10得点だったのは大塚。アタック決定率はレゲルスより高い67%、守備と繋ぎもいつも通り安定感抜群でした。本当に安心して見られる選手、一家に一台ほしい(笑)。今回の優勝は彼にとってイタリアでの初タイトル。ここから更に大きなタイトルを獲得できるよう頑張ってほしいです。
またマサジェディはこの試合では出場機会はありませんでしたが、帰国前に仲間と共に金メダルを手に入れたことはきっとこれからの大きな財産となるでしょう。
ただしまだミラノのシーズンは終わっていません。来シーズンのチャレンジカップ出場権がかかる5位決定戦が控えています。公式発表はまだありませんが、大塚は来シーズンもミラノ残留濃厚のようなので、自身に直結するという意味でも頑張ってほしいと思います。
ヨーロッパチャレンジカップ男子2025/26 最終順位
優勝:ミラノ(イタリア、5年ぶり2回目)
準優勝:アールスト(ベルギー)
3位:アルテクマ(トルコ)、ブラチスラヴァ(スロバキア)
ベスト8:テルアビブ(イスラエル)、テッサロニキ(ギリシャ)、ザラウ(ルーマニア)、チェンストホヴァ(ポーランド)
大会MVP:フェレ・レゲルス(ベルギー)

Photo: CEV