バレーボール世界選手権2025女子大会は準々決勝を終え、準決勝へ進むベスト4が出そろいました。
日本

チーム紹介
準々決勝ではオランダとのフルセットの死闘を制し、15年ぶりの世界選手権ベスト4進出を決めた日本。持ち前の堅いディフェンスに加え、強力なサーブが今年の武器です。
石川、佐藤、和田のサイドアタッカー3枚看板が攻撃の中心ですが、今大会は島村と宮部のミドルブロッカー陣もアタックとブロックで存在感を見せています。
イタリアリーグを経験したセッター関のトスワーク、アメリカリーグを経験したリベロ小島の献身的なディフェンスもチームを下支えしています。
またベンチ並びに新監督アクバシュさんのアクションもチームを大いに盛り上げています。
注目選手
和田由紀子

オポジット
174cm
世界最小最強のオポジット。高い跳躍力と素早いスイングからのキレのあるスパイクとサーブで得点を量産します。開幕当初はコンディション面が心配されましたが、準々決勝オランダ戦では4本のサービスエースを含む27得点の大車輪の活躍でベスト4進出に貢献しました。
トルコ

チーム紹介
日本と準決勝を戦うのがトルコ。
ヴァルガスとカラクルトの2枚看板を筆頭に、スタメン平均身長190cmオーバーの高さと大会屈指の攻撃力が武器のトルコ。
今年のネーションズリーグでは準々決勝で2-3で日本に敗れましたが、そこからキャプテンのエルデムなど残りのパリ五輪ベスト4メンバーが合流し、世界バレーではチーム力を増しています。
注目選手
メリッサ・ヴァルガス

オポジット
194cm
圧倒的なパワーと高さを誇るトルコ代表の絶対的エース。194cmの長身から繰り出す破壊力抜群のスパイクと、試合を決定づけるサーブで世界トップクラスのオポジット。パリ五輪のベストスコアラー。
ブラジル

チーム紹介
今年のネーションズリーグでは準決勝で日本を破り銀メダルに輝いたブラジル。
アウトサイドヒッターのガビとベルグマンの安定した得点力に加え、高いブロックとリベロのマルセレの堅いブロック&ディフェンスが大きな武器となっています。
まずはネーションズリーグ決勝で敗れたイタリアへのリベンジを狙います。
注目選手
ガブリエラ・ギマラエス

アウトサイドヒッター
180cm
「ガビ」の愛称で知られる、ブラジル代表を長年支えてきた絶対的キャプテンでありエース。攻守において安定感が高く、ここぞの場面で得点を決め切る勝負強さが光ります。クラブではイタリアの強豪コネリアーノで日本の関菜々巳とともにプレーし、チームは五冠に導きました。
イタリア

チーム紹介
現代女子バレー界の絶対女王イタリア。
2024年にベラスコ監督が就任以来、公式戦無敗。パリ五輪金メダル、ネーションズリーグでも2連覇中。
今大会でも失ったセットは1セットのみで、とても安定した強さを見せています。
ポイントゲッターのエゴヌに注目が行きがちですが、リベロのデジェンナーロやミドルブロッカーのファールなど各ポジションの選手の質もとても高く、非常にバランスのとれたチームです。
注目選手
パオラ・エゴヌ

オポジット
195cm
世界トップクラスの得点力を誇るオポジット。ナイジェリアにルーツを持ち、10代から代表入りしてからここまでイタリアの絶対的エースに君臨しています。高さとしなやかさを活かしたスパイク、そしてキレのあるジャンプサーブは脅威です。
