バレーボールネーションズリーグ2025男ファイナルラウンドの準々決勝が7月30、31日の2日間で行われ、今年のベスト4のチームが出揃った。
① イタリア(予選2位) vs キューバ(予選7位)

3-1 (25-18, 25-19, 20-25, 25-21)
1、2セット目はイタリアがOHミケレットやOPリヒリツキのアタックやサーブで得点した一方、キューバは自分たちのミスや被ブロックでアタック効果率を上げられず、イタリアがセットを連取。
3セット目はOHヤントとOHメルガレホを中心にキューバが得点を重ねてセットを取り返すも、4セット目は終盤にミスを重ねてイタリアにリードを許し、最後はOHミケレットがアタックで締めてイタリアが3-1で勝利。
試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227709/
イタリアは2大会ぶりの準決勝進出。VNL初のメダル獲得を狙う。
②ブラジル(予選1位) vs 中国(予選17位(開催国))

3-1 (29-31, 25-19, 25-16, 25-21)
1セット目は大接戦の末にOPウェンを中心に得点を重ねた中国が取って地元ファンを沸かせた。
しかしそこからブラジルがOPアランを中心に得点を重ねていく一方、中国はサーブレシーブの乱れなどからアタックミスを重ねてしまいブラジルにリードを許す。その結果ブラジルが3セット続けて取り返し、3-1で勝利した。
試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227707/
ブラジルは2021年以来4大会ぶりの準決勝進出。同じく4大会ぶりの優勝を狙う。
③フランス(予選3位) vs スロベニア(予選6位)

1-3 (22-25, 25-15, 19-25, 18-25)
1セット目はOPシュテルンの決定力の高いスパイクを中心に得点したスロベニアが先取するも、2セット目はフランスがOPフォールの決定率100%をはじめチーム全体でアタック効果率84%(失点なし)という驚異的で完璧な試合運びを見せてセットを奪い返す。
しかし3セット目以降OPシュテルンのスパイクやアウトサイドのパイプ攻撃、MBコザメルニクのブロックなどで息を吹き返したスロベニアに対し、フランスは被ブロックとアタックミスが一気に増えてアタックを決め切れない。この結果3、4セット目を連取したスロベニアが3-1でフランスに勝利した。
試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227710/
スロベニアは2大会連続の準決勝進出。こちらもイタリア同様にVNL初のメダル獲得を狙う。
④日本(予選4位) vs ポーランド(予選5位)

0-3 (23-25, 24-26, 12-25)
第1セット、序盤はOP宮浦のスパイクやサービスエース、さらにS永露の連続エースなどで得点を重ねた日本が16-12とリード。しかしポーランドの連続ブロックなどで17-17と同点に追いつかれ、さらにOPササクのサービスエースで20-21と逆転を許す。そのまま最後はリリーフサーバーOH富田のサーブがミスとなり23-25でポーランド。
第2セット、序盤はポーランドがOPササクのスパイクなどで得点を重ね3-7とリード。そこから日本がOH石川や途中出場のMB西本のスパイクなどで点差を詰めて17-16と逆転に成功。しかしSコメンダのサーブから21-23と再逆転を許す。日本はMB佐藤のブロックで24-24となんとかデュースに持ち込むが、OPササクにスパイクとブロックで連続得点を許して24-26とポーランドが連取。
第3セット、序盤からポーランドが4本のブロックで5-8とリード。日本はS大宅とMBラリーを投入するも、さらに日本のミスが続いて7-13とポーランドが点差を広げる。その後もアタックがなかなか決まらない日本に対し、ポーランドはブロックやカウンターアタックで得点を重ねて10-21と点差を広げる。日本は次々と選手交代するも時すでに遅く、最後はOHセメニウクがスパイクで12-25と締め、ポーランドが3-0で勝利を収めた。
試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227708/
ポーランドは6大会連続の準決勝進出。6大会連続のメダル、願わくば2大会ぶりの優勝を目指す。
今後の試合日程
※日本時間表記
8月2日(土)
準決勝① 16:00〜
イタリア - スロベニア
準決勝② 20:00〜
ブラジル - ポーランド
8月3日(日)
3位決定戦 16:00〜
準決勝の敗者同士
決勝戦 20:00〜
準決勝の勝者同士
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Photo:FIVB