今夜7月26日(土) 27時(27日(日) 3時)からバレーボールネーションズリーグの準決勝を戦う女子日本代表。
相手は予選ラウンドで0-3と完敗したブラジルだ。
本記事では両チームの出場メンバーの紹介と準決勝ブラジル戦での日本勝利のためのポイントを解説する。
日本
ベンチ入りメンバー
2 荒木彩花 MB 184cm 2001 SAGA久光スプリングス
3 島村春世 MB 182cm 1992 ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズ(韓国)
4 石川真佑 OH 174cm 2000 ノヴァーラ(イタリア)
6 関菜々巳 S 171cm 1999 ブストアルシーツィオ(イタリア)
8 小島満菜美 L 158cm 1994 LOVBソルトレイク(アメリカ)
11 山田二千華 MB 184cm 2000 NECレッドロケッツ川崎
12 福留慧美 L 162cm 1997 ヴィクトリーナ姫路
13 和田由紀子 OH/OP 174cm 2002 NECレッドロケッツ川崎
15 宮部藍梨 MB 181cm 1998 ヴィクトリーナ姫路
18 塩出仁美 S 174cm 1999 大阪マーヴェラス
19 岩澤実育 L※ 160cm 1999 埼玉上尾メディックス
26 佐藤淑乃 OH 177cm 2001 NECレッドロケッツ川崎
30 北窓絢音 OH 182cm 2004 SAGA久光スプリングス
33 秋本美空 OH/OP 185cm 2006 ヴィクトリーナ姫路
※本来のポジションはリベロだが普通選手で登録
予想スタメン
OH:石川、佐藤
MB:島村、宮部
OP:和田
S:関
L:小島/ 福留
ブラジル
ベンチ入りメンバー
2 ダイアナ・ドゥアルテ(Diana Duarte)MB 194cm 1999 Sesi Vôlei Bauru(ブラジル)
3 マクリス・カルネイロ(Macris Carneiro)S 178cm 1989 Dentil/Praia Clube(ブラジル)
4 ロレナ・ヴィーゼル(Lorena Viezel)MB 190cm 1999 Sesc-RJ/Flamengo(ブラジル)
7 ロザマリア・モンチベレル(Rosamaria Montibeller)OP 185cm 1994 デンソーエアリービーズ
8 ジュリア・クディエス(Julia Kudiess)MB 190cm 2003 Gerdau/Minas(ブラジル)
9 ロベルタ・ハチスケ(Roberta Ratzke)S 186cm 1990 Türk Hava Yolları SK(トルコ)
10 ガビ・ギマラエス(Gabriela Guimarães)OH 180cm 1994 Prosecco Doc Imoco Volley Conegliano(イタリア)
15 ヘレナ・ウェンク(Helena Wenk)OH 200cm 2005 Sesc-RJ/Flamengo(ブラジル)
16 キジー・ナシメント(Kisy Nascimento)OP 190cm 2000 Lokomotiv Kaliningrad(ロシア)
17 ジュリア・ベルグマン(Julia Bergmann)OH 192cm 2001 Türk Hava Yolları SK(トルコ)
18 ジェオヴァナ・エマヌエレ(Jheovana Emanuele)OP 194cm 2001 Flor de Ypê/Paulistano/Barueri(ブラジル)
19 タイナラ・サントス(Tainara Santos)OP 187cm 2000 Sesc-RJ/Flamengo(ブラジル)
22 ライス・ヴァスケス(Lais Vasques)L 172cm 1996 Sesc-RJ/Flamengo(ブラジル)
30 マルセレ・アフーダ(Marcelle Arruda)L 168cm 2002 Fluminense Football Club(ブラジル)
予想スタメン
OH:ガビ、ベルグマン
MB:ダイアナ、ジュリア
OP:ロザマリア
S:ロベルタ
L:マルセレ
勝利のための3つのポイント

①アグレッシブなサーブ
今年の日本女子の武器は何と言ってもサーブだ。特に石川、佐藤、和田のジャンプサーブとハイブリッドサーブが強力で、予選ラウンドではチーム別のサービスエース数ランキングで1位となっていた。
しかし予選ラウンドのブラジル戦では、相手の堅いサーブレシーブを前にいつものようにサービスエースを重ねて試合のリズムを掴むことができなかった。
エースを取れないとしても、ブラジルの攻撃力を抑えるには効果的なサーブを打っていい状態でスパイクを打たせないことが重要。そのためにも特にブラジルに対してはいつも以上にアグレッシブなサーブが不可欠だ。
特に比較的レシーブが苦手なベルグマンを狙ってゆさぶりをかけていきたい。
②ゾーン1方向へのスパイク
ゾーン1とはライト後衛のゾーンを指すのだが、スパイクはそこを中心に攻めていきたい。
予選ラウンドでは、日本のスパイクがなかなか決まらずに苦しんだ。ブラジルの高いブロックがあったのはもちろんだが、レシーブでもかなりの本数を拾われていたのが大きかったと思う。
特に日本のレフトからのスパイクをゾーン5(レフト後衛)にいたリベロのマルセレとアウトサイドヒッターのガビの2人に何本も拾われてしまっていた。
したがってレフトからは勇気を持ってライン方向にスパイクを打ち込んでいきたいし、ミドルやパイプ、和田のライト攻撃など多彩なオプションを展開していきたい。
③サービスエースを取らせない
予選ラウンドではブラジルに計5本のサービスエースを許した。そのうち4本はセッターのロベルタによるジャンプフローターサーブで、日本のサーブレシーブ陣形の虚をつく絶妙なコースを狙われて失点を許してしまった。
ブロックポイントはある程度仕方ないにしても、サービスエースは極力抑えたい。そうではないと高さのある強豪には勝てない。
リベロ小島を中心に、コートの中でコミュニケーションをしっかり取って取りこぼしのないようにしたい。
キープレイヤー
関菜々巳(セッター)

アタッカーを生かすも殺すもセッター次第。多少レシーブが乱れたとしても、彼女が多彩で相手に的を絞らせず、かつアタッカーが打ちやすいセットを供給できれば勝率はグッと上がる。
特にミドルとパイプ(中央からのバックアタック)の真ん中の攻撃をどれだけ効果的に使うことができるかが大事になってくる。また試合の中でどれだけ対応できるか、工夫ができるかもポイント。
元チームメイトのガビを、彼女のセットワークで翻弄したい。
試合日程
日本時間 7月26日(土) 27:00~
テレビ放送:BS-TBS
配信:U-NEXT or VBTV
関連リンク
Photo:FIVB