バレーボールネーションズリーグ2025男子大会は混戦を極めている。予選ラウンドの日程を残り1日のみを残している状況だが、未だにファイナルラウンドを戦う8チーム中3チームが決まっておらず、その3枠を懸けて8チームが争う構図となっている。
現在予選ラウンド5位の日本もそのひとつだ。
バレーボール日本男子代表はは最終日の今日、アメリカとの試合を控えているが、アメリカとの試合でどうなれば、また他のチームの結果がどうなれば日本はファイナルラウンドに進出できるだろうか。
予選ラウンド順位
第3週4日目終了時点
1 ブラジル 10勝1敗 29P 32/10セット ★
2 イタリア 9勝2敗 25P 30/14セット ★
3 フランス 8勝3敗 23P 28/15セット ★
4 ポーランド 7勝4敗 21P 27/18セット ★
5 日本 7勝4敗 20P 24/17セット
6 キューバ 6勝5敗 19P 26/23セット
7 ウクライナ 6勝5敗 18P 24/22セット
8 ブルガリア 6勝5敗 17P 22/20セット
9 アメリカ 6勝5敗 17P 21/21セット
10 スロベニア 6勝5敗 17P 19/20セット
11 ドイツ 5勝6敗 17P 24/24セット
12 イラン 5勝6敗 16P 22/24セット
13 アルゼンチン 5勝6敗 14P 21/24セット
14 カナダ 4勝7敗 14P 20/23セット
15 セルビア 3勝8敗 9P 13/26セット
16 トルコ 3勝8敗 9P 12/25セット
17 中国 2勝9敗 7P 9/28セット ★(開催国)
18 オランダ 1勝10敗 5P 11/31セット
★ ファイナルラウンド進出確定
日本のファイナルラウンド進出条件
ファイナルラウンド進出のためには予選ラウンドの最終順位を7位以上にする必要がある。
自力進出には2セット必要
自力でその条件を達するにはアメリカ戦で2セット以上取ることが必要になる。
アメリカ戦で2セット以上取れば、勝ち点が21以上が確定となり、現在8位のブルガリアが日本を追い抜くことが不可能となるため、日本のファイナルラウンド進出が確定となる。
1セット以下の場合は他チームの結果次第
しかし仮に日本が1-3または0-3でアメリカに敗れた場合は他チームの結果に委ねられる。
そうなると日本の勝ち点は20のままなので、キューバ、ウクライナ、ブルガリアの結果次第となる(アメリカとスロベニアはどんな結果となっても日本を上回れない)。
最終日のこの3チームの対戦カードは以下のとおりだ。
キューバ(6位) - 中国(17位)
ウクライナ(7位)- カナダ(14位)
ブルガリア(8位) - イラン(12位)
どのチームも下位チームと対戦するので、全チームがストレート勝利を収める可能性が十分にあり得る。
そうなってくると、キューバとウクライナは勝ち点で日本を上回り、ブルガリアとは勝ち点が並ぶ。
仮に日本がストレートでアメリカに敗れ、ブルガリアがイランをストレートで下した場合はブルガリアがセット率で日本を上回ってしまう。
また日本が1-3で敗れてブルガリアが3-0で勝利、もしくは日本が0-3で敗れてブルガリアが3-1で勝利した場合には得点率の勝負となる。
とにかく、日本としてはアメリカから何としてでも2セット奪って自力でファイナルラウンドへの切符を手にしたいところだ。
試合情報
7月20日(日)19:20~ vs アメリカ
Photo:FIVB