現地時間12月4日(水)欧州チャンピオンズリーググループ戦第3戦、石川祐希所属のペルージャはハルクバンク・アンカラ(トルコ)と対戦。
イタリアとトルコの両リーグ首位同士の試合。第1セット、序盤からOPベンタラのスパイクやブロックなどでリードを広げたペルージャ。このセットはチームアタック決定率が驚異の90%でその後もハルクバンクに逆転を許すことなく25-20でペルージャが危なげなくセットを取る。
2、3セット目はハルクバンクもOPソトラのスパイクやSマーのサービスエースなどで得点を重ねてペルージャからリードを奪う場面もあった。しかし3人のサイドアタッカーがバランスよく得点を重ね、地力に勝るペルージャが29-27, 25-23とセットを連取してストレート勝利を収めた。
石川祐希は4試合ぶりのスタメン出場を果たし、両チーム最多タイの15得点をマーク。アタック効果率も60%と非常に高い数字を残した。一方でサーブレシーブで5失点してしまい、守備面では課題が残る内容となってしまった。
しかし監督がスタメンで使ってくれたことに関しては素直にホッとした。前回のモンツァ戦での活躍が評価されたこともあったかもしれない。
この試合はOPベンタラが14点、OHプロトニツキーとOH石川がそれぞれ15点と3人のサイドアタッカーの得点が綺麗に分散され、チームアタック効果率も50%と非常に高い数字を残したのでMVPはセッターのジャネッリ。この試合でも彼は当然のように6得点をマーク、アタック打数・得点ともにMBロセルより多い(笑)。
ハルクバンクは2、3セット目はとてもよい戦いを見せたがあと一歩足りなかった。特にデュースに持ち込み、セットポイントも複数回握った2セット目は非常に惜しかったが、最後の1点を決め切るというのはやはり難しく、このあたりは経験値の差なのかと思う。しかしSマーの連続サービスエースはとってもカッコよかった。
これで欧州チャンピオンズリーグのグループ戦は折り返しに入るが、この調子だとペルージャは残りの3試合とも3-0で勝って失セットゼロのグループ1位で準々決勝に進めるだろう。
ペルージャ - ハルクバンク
3-0(25-20, 29-27, 25-23)
ペルージャ
スタメン:OPベンタラ(14)、OH石川(15)、MBロセル(5)、Sジャネッリ(6)、OHプロトニツキー(15)、MBソレ(7)、Lコラチ
途中出場:OHチャンチョッタ、OPエレーラ、OHセメニウク
ハルクバンク
スタメン:MBビダク(1)、OPソトラ(12)、OHラグンジア(9)、MBマティッチ(6)、Sマー(5)、OHコーイ(8)、Lドネ
途中出場:OHウンヴェル、MBタヤズ(3)、Sヤトギン
MVP:Sシモーネ・ジャネッリ
6得点(うちサーブ2、ブロック1)、チームアタック効果率50%
OH石川祐希
先発出場 15得点(うちサーブ1)、アタック効果率60%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www-old.cev.eu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=76396
次戦
イタリアリーグ前半11節
12月8日(日) 23:30~ vs ピアチェンツァ
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Photo: cev.eu