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バレーボールネーションズリーグ2025男子 決勝戦 戦評

2025年8月5日

バレーボールネーションズリーグ2025男ファイナルラウンドの決勝戦が8月3日(日)に寧波(中国)で行われ、ポーランドがイタリアを3-0 (25-22, 25-19, 25-14) で下した。

この結果、ポーランドが2大会ぶり2度目の優勝。イタリアは準優勝して大会初のメダルを獲得した。

試合概要

第1セット、ポーランドはOHレオン、イタリアはOPリヒリツキやOHラヴィアで得点を重ねて9-9と試合が進む。その後ポーランドがMBノヴァクのサーブからブロックやカウンターアタックを決めて13-9とリードするが、イタリアがOHラヴィアのブロックやアタックで14-14と追いつく。

そこからまたサイドアウトの取り合いとなるが、終盤にOHレオンの強烈なサーブからのフリーボールをMBコハノフスキのクイックで得点にして24-21とポーランドがセットポイントを握ると、最後はOHセメニウクがハイボールを決めきって25-22でこのセットを取り切る。

第2セット、イタリアはSジャネッリとOHミケレットのローテーション順を間違って逆にして登録してしまい、変則的なローテーションでこのセットを始めることになってしまう。

ポーランドがOHレオンのアタックなどで得点を重ねる一方、イタリアは慣れないフォーメーションに苦しみ11-6とポーランドが点差を広げる。そこからイタリアがOHミケレットの連続サービスエースなどで13-12と点差を詰めるも、アウトオブボジションのミスなどで16-12と再びポーランドのリードが広がる。ここでイタリアはSジャネッリをOHボットロ、OHミケレットをSスベルトリに変えて正しいローテーションに戻す。

そこからOHボットロのサービスエースで16-14とイタリアが2点差に迫るも、ポーランドが強力なサーブからOHセメニウクやMBヤクビシャクのアタックでブレイクを重ねて22-16と点差をまた大きく広げる。そのまま最後はイタリアのサーブミスで25-19とし、ポーランドが優勝に王手とする。

第3セット、イタリアのローテーションは正常にもどったが、ポーランドがOPササクの強力なサーブから連続でブロックを決めて4-1とリード。さらにOHセメニウクのサーブからエースを含む3連続ブレイクで12-5とポーランドが点差を広げる。

その後もOPササクやSコメンダの効果的なサーブにイタリアが上手く対応できず、そこからのカウンターアタックやブロック、サービスエースでポーランドが24-13と一気にマッチポイント握ると、最後はMBヤクビシャクのクイックが決まって25-14としたポーランドが3-0で試合に勝利した。

ポーランド - イタリア
3-0 (25-22, 25-19, 25-14)

ポーランド
先発:OHセメニウク(14)、MBノヴァク(0)、OPササク(6)、OHレオン(16)、MBコハノフスキ(7)、Sコメンダ(3)、Lポピフチャク
途中:OHベドノシュ(0)、MBヤクビシャク(6)

イタリア
先発:Sジャネッリ(1)、OHミケレット(7)、MBアンザーニ(3)、OPリヒリツキ(4)、OHラヴィア(11)、MBガラッシ(4)、Lバラソ
途中:Sスベルトリ(0)、OHボットロ(3)、OPロマノ(3)、MBガルジウロ(0)、Lペーチェ、OHポッロ(1)

試合スタッツ▼
https://vnlm.volleystation.com/en/matches/2227714/

個人的MVP

マルチン・コメンダ

4番がコメンダ

セッター
198cm

3得点(サーブ1、ブロック2)
チームアタック効果率 30%

セット配分がサイドに偏重していた準決勝とは違い、決勝戦ではクイックやパイプなど真ん中から攻撃を積極的に使いイタリアに的を絞らせなかった。準々決勝、準決勝と超絶好調だったOPササクがやや調子を落としてしまったことの影響もあっただろうが、それまでとは一線を画すプレーを見せて優勝に貢献。個人としてもサービスエース1本とブロック2本で3得点あげた。

ダニエレ・ラヴィア

アウトサイドヒッター
200cm

11得点(アタック8、サーブ1、ブロック2)
アタック効果率15%

チーム唯一の2ケタ得点を決めたアウトサイド。1セット目から不調だったOHミケレットの分までスパイクを決め、サーブとブロックでも得点、守備面での貢献も大きかった。3セット目で点差が大きく離れたあとでも熱の籠ったプレーを見せて会場を沸かせた。この悔しさを世界選手権で晴らしてほしい。

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