バレーボール男子の世界最高峰リーグのひとつであるポーランドリーグで日本人選手が注目を集めています。
リベロの備一真(そなえかずま)選手です。
昨シーズンまでは日本のVC長野に在籍していましたが、今季2025/26シーズンはポーランドのヘウム(InPost ChKS Chełm)に電撃移籍。
当初は怪我をしたスタメン予定のポーランド人リベロが復帰するまでの短期契約でしたが、その後実力が認められ契約期間がシーズン終了までに更新されました。
ヘウムは昨シーズン2部リーグから昇格して今シーズンからポーランドのトップリーグであるプルスリーガ(Plusliga)に初参戦。ハイレベルなポーランドリーグは昇格した年にすぐ降格してしまうチームが珍しくないなか、ヘウムはすでに6勝をあげて14チーム中11位でリーグ残留が現実のものとなっています。
その快進撃の中心にいるのが備選手。
特にサーブレシーブの安定感は抜群で、リーグ開幕からここまでほとんどサーブレシーブランキング1位を独占。さらにハイボールなど繋ぎの面でも貢献度が高く、総当たり1周目を終えた時点でのレギュラーシーズン前半のリーグベストリベロにも選出されました。

取材した2月5日はホームでタイトル争い常連チームのヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(JSW Jastrzębski Węgiel)と対戦。
1、2セット目はヤストシェンブスキがセッターのトニウッティ(元フランス代表)を中心に多彩で決定力の高い攻撃を展開して危なげなくセットを連取。一方3、4セット目はヘウムのアウトサイドヒッターのエスファンディアルらがスパイクとブロックで得点を重ねて2セットを取り返してデュースへ。しかし最後はサーブが走ったヤストシェンブスキが取り切り、2-3 (17-25, 17-25, 25-22, 25-17, 12-15)でヘウムは敗れました。
ヘウムは敗れたとはいえ上位チーム相手に貴重な勝ち点1を獲得。
備選手は相手のサーブに避けられることが多かったのものの、サーブレシーブ成功率42%失点ゼロと安定した活躍を見せて勝ち点獲得に大きく貢献しました。

試合後、ご本人からお話を伺いました。
トシキ:今日の試合を振り返っていかがですか。
備:今日は個人的にはあまり調子はよくなかったんですけど、そういう時こそ周りの声かけが非常に僕自身にも頑張る力になりましたし、そういった中でフルセットと戦いきれたのはよかったですけど、やっぱり勝ちが欲しかったなというところが正直な気持ちです。
トシキ:今季はご自身にとって初めての海外でのシーズンですが、このポーランドリーグ移籍の経緯を教えてください。
