世界最高峰イタリアスーパーレガのミラノに所属する、バレーボール男子日本代表のアウトサイドヒッター大塚達宣。
初の海外でイタリアリーグの挑戦となった昨シーズンは、同じポジションに元ブルガリア代表のカジースキなど経験豊富なベテラン選手がいたり開幕から身体のコンディションがなかなか整わなかったこともあって、シーズン終盤まで出場機会を得ることが難しかった。
しかし2年目となった今シーズンは開幕戦からスタメンとしてフル出場を続け、主にサーブレシーブなどディフェンス面においてチームを大きく支えています(サーブレシーブランキングはリーグ全体の4位(1/1現在))。
残念ながら取材日、12月30日(火)のヴェローナとのコッパイタリア準々決勝の試合では怪我により今季初めてベンチスタートとなってしまい、チームも0-3 (19-25, 18-25, 27-29)で敗れてしまいました。
しかし試合後にここまでのシーズンのふりかえりと残りのシーズンについてお話を伺いました。
大塚:やっぱり試合に出続ける経験をさせてもらっていることはすごくありがたいことです。
自分のパフォーマンスというか、もちろんいい時もあれば悪い時もあって、やっぱりいい時は誰だってそうだと思うんですけど、本当に自動的に何でもうまくいくようなものだと思います。でもそうじゃない時に自分で試合の中でどうやって自分を立て直すか、そういうのもすごく本当にいい勉強になっているなと感じます。試合の中で自分で切り替えて、立て直してっていう場面がここまでもたくさんありました。
完璧なプレーというのは絶対に無理で、人間誰だってミスもあります。その中で、そこから次にどういうプレーしていくとか、そういう意味では本当にプレー面だけじゃなくて、メンタル面も含めてすごく良い経験できてるなと思います。
トシキ:今季のここまでのご自身の強みと課題を教えてください。
大塚:自分としては波のないプレーというか、それがこのチームの全体的な波のなさを作って、作ってという言い方は言いすぎかもしれないですけど、自分がその部分をチームの軸として引っ張らないといけないという気持ちがあります。自分のプレーひとつでチームの安定感が変わるぐらいの責任感を持ってプレーしてるつもりなので。
その中で逆にもっと爆発力が出せればもっとチームが良い方向に行くこともあるのかなと思います。そこはこっち来てからずっとみんなの力強さとか球のスピードとかに引っ張られて、自分の出力もどんどん上がってきてるんですけど、今後も自分としては課題としてひとつやっていきたい、自分の中でこのシーズンで大事している部分ではあります。

トシキ:今シーズン特に手応えを感じているプレーは何ですか。
大塚:特にサーブの部分ではけっこうブレイク、僕のサーブでブレイク取れてるケースもけっこう多いです。そこら辺は色々工夫しながら、だいぶ良くなってきたかなっていう部分はあります。
ブロックもいいタッチとかシャットが出て、自分の中ではブロックの感覚が前よりは良くなってきてるので、そういう意味では自分の中で一番課題だったサーブとブロックというところも少しずつ良くなってきてるなと感じています。
あとはもう本当に出続けての経験、出続けた上で自分がどういうパフォーマンスを出し続けられるかというか、そこがすごく大事かなと思います。
今までだったら途中出場で、一発ポンとやるだけだったのが、それをずっとコートに入ってるってことは安定してやり続けないといけません。それに対して自分の気持ちの面も含めてどう作っていくかっていうところは、今シーズン自分の中で課題でもありながらすごくいい経験になっているなと感じてます。
トシキ:残りのシーズンに向けて一言お願いします。
大塚:ここからまた後半、年も開けてもっともっと試合数も増えてきます。僕たちにはチャレンジカップもありますし。それらに向けて、もうちょっとチームで頑張っていきたいと思います。
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