石川祐希選手が所属するイタリアのバレーボールクラブ、ペルージャの12月の試合スケジュールがすごいことになっている。
通常の国内リーグ戦に加え、12月から始まる欧州チャンピオンズリーグ、そして昨年の欧州王者としてブラジルで開催される世界クラブ選手権にも参加するため、以下のような過密スケジュールに。
12月1日(月) 2:00~ イタリアリーグ前半8節 vs チステルナ(@ホーム)〇3-0
12月4日(木) 4:30~ イタリアリーグ前半9節 vs グロッタッツオリーナ(@アウェイ)
12月8日(月) 2:00~ イタリアリーグ前半10節 vs ミラノ(@アウェイ)
12月11日(木) 4:30~ 欧州チャンピオンズリーグ vs プラハ(@ホーム)
12月17日(水) 1:30~ 世界クラブ選手権 vs スウィーリー(@ブラジル)
12月18日(木) 1:30~ 世界クラブ選手権 vs 大阪ブルテオン(@ブラジル)
12月18日(木) 22:00~ 世界クラブ選手権 vs サダ・クルゼイロ(@ブラジル)
12月21日(日) 3:00~ or 6:30~ 世界クラブ選手権 準決勝(@ブラジル)
12月22日(月) 3:00~ or 6:30~ 世界クラブ選手権 3決 or 決勝(@ブラジル)
12月27日(土) 2:00~ イタリアリーグ後半2節 vs チステルナ(@アウェイ)
12月31日(水) 早朝 コッパイタリア準々決勝(@ホーム?)
※日本時間表記
試合数は最大11試合。
通常は多くても週に2試合なので月だと8~9試合。ジャンプ動作の多いバレーボールの競技性とバスでの長距離移動のためにこれでも選手にとっては十分にハードだが、12月はそれより多い試合をこなしかつ世界クラブ選手権ではブラジルという慣れない環境のなかで複数の試合を戦うことになる。
18日なんかは24時間以上開けずに強豪と連戦することが確定している。
先日のチステルナ戦では身体的なコンディション不良でペルージャの石川とルッソの2選手がベンチアウトとなっていた。石川はトレーニング中に左ひざに軽い肉離れを起こしていたことが原因だったよう。
https://www.sirsafetyperugia.it/new/block-devils-al-lavoro-in-vista-della-doppia-trasferta
どちらも大事には至っていないようだが、次のグロッタッツオリーナ戦への出場は見送るのではないかと思う。
1カ月で11試合を戦うためにはベンチ全員の力が必要になると思うので、石川とルッソの両選手には今後に備えて休んでもらうのがよいだろう。これ以上の怪我や病気を出さずに12月を乗り超えられるか。
幸いペルージャは選手層が厚い。ここまで出場機会が多くない選手でも、他チームに移ればスタメンを張れる選手ばかりだ。その厚みが十分に発揮される1カ月となるだろう。
それらの選手たちを束ねるロレンツェッティ監督の采配にも注目したい。

しかしこの1カ月だけで石川祐希が垂水優芽、大塚達宣、そして西田有志主将率いる大阪ブルテオンと対峙していく展開はやはりアツい(垂水のチステルナは2度の対戦)。
特にペルージャと大阪ブルテオンの試合がどうなるかは本当に楽しみ。シーズン開幕前のサントリーとの試合はペルージャがあっさりとサントリーに勝った感があったが、ブルテオンはもっと食らいついてほしい。ブリザールもおるし。
世界クラブ選手権はVolleyballTVで配信される。
ペルージャに限らず世界クラブ選手権に参加するチームはどこも似たようなスケジュールとなっているだろうが、とにかくこの過密スケジュールの師走を健康に走り抜けてすばらしい試合を見せ続けてほしい。
Photo: legavolley.it
