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イタリアリーグ、レギュラーシーズンの1/4が終了、それぞれの立ち位置は?

先月から始まったバレーボール男子イタリアスーパーレガ2025/26シーズン。

ここまでで各チーム6~7試合を終え、レギュラーシーズン22試合のうち1/4以上がすでに消化された。

現時点(11月21日現在)での順位表は以下のとおり。

1 ペルージャ(石川祐希) 17P 6勝1敗 20/9
2 ヴェローナ 14P 5勝1敗 15/7
3 チヴィタノーヴァ 13P 4勝2敗 14/9
4 トレンティーノ 12P 4勝2敗 14/7
5 モデナ 11P 3勝3敗 14/10
6 ミラノ(大塚達宣) 10P 4勝2敗 13/11
7 ピアチェンツァ 9P 3勝3敗 13/12
8 クーネオ 8P 2勝5敗 12/15
9 チステルナ(垂水優芽) 6P 3勝3敗 10/15
10 パドヴァ 6P 2勝4敗 8/15
11 モンツァ 4P 1勝5敗 7/16
12 グロッタッツォリーナ 1P 0勝6敗 4/18

6勝1敗で首位を走るのは石川祐希が所属するペルージャ。

オポジットのベンタラを筆頭とする高いアタック得点力と、強力なサーブ&ブロックでのブレイク力、そして選手層の厚さを武器にここまで最も安定したチーム力を見せている。

特に昨シーズン同様に石川、プロトニツキ、セメニウクの3人のアウトサイドヒッターを使い分けて戦うスタイルが今シーズンも上手く機能していて、一度崩されても選手交代で試合をひっくり返す対応力が高い。ここまでの7試合で、石川とプロトニツキが5試合、セメニウクが4試合とそれぞれがほぼ均等にスタメン出場している模様。

昨季から顔ぶれの変わらないペルージャ

そのペルージャを下し、同じく1敗で追いかけるのがヴェローナ。

今年のヴェローナは、アジアチャンピオンズリーグで日本でもプレーしたマリ出身フィジカルモンスターのケイタと新加入ブラジル代表オポジットのダルランの2枚看板がアタック・サーブの爆発的な攻撃力を武器に暴れている。

そこにこちらも新加入のアメリカ代表セッターであるクリステンソンが安定感をもたらし、チームは快進撃を続けている。昨シーズンはクラブ史上最高のコッパイタリア準優勝を手にしたが、今シーズンはいよいよタイトル獲得を本格的に狙えるチームになっていると思う。

新加入のダルラン。短パンは必ず短くする。

これら2チームを後を追うのが4勝2敗のチヴィタノーヴァとトレンティーノ。

昨季コッパイタリア優勝のチヴィタノーヴァ。今年の世界選手権でブルガリア代表準優勝の立役者となったニコロフ(兄)の攻撃力を生かすべく、ブルガリア代表と同様にセッター対角にアウトサイドヒッターの選手を配置する3OHシステムを採用。ここまではそれが上手く機能している。

昨季リーグ覇者のトレンティーノは世界選手権ベストアウトサイドヒッター&MVPのミケレットがチームの中心。本来彼の対角に入るラヴィアを怪我で欠いているが、新戦力のフランス代表オポジットのフォールらの活躍で勝ち星を重ねている。

ニコロフ兄。弟はロシアリーグで奮闘中。

ここまで紹介した4チームが実力、安定感ともに他のチームよりリードしており、今シーズンのタイトルはこれらのチームを中心に奪い合われることになると思う。

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