先週末までバレーボール世界選手権、通称世界バレーの女子大会が行われていました。優勝はイタリア、日本は惜しくもメダル獲得を逃しましたが堂々の4位入賞で幕を閉じました。
そしていよいよ本日9月12日からその世界バレーの男子大会がフィリピンで開幕します。
壮行試合から富田が外れる
日本代表のメンバー14名も本日発表されました。ブルガリアとイタリアとの壮行試合のメンバー15名から富田将馬が外れる形となりました。
日本男子代表の現在の世界ランキングは5位、今年のネーションズでは6位という成績で、今回の世界バレーでは表彰台を目指していることを明言してします。
しかし今年の世界バレーで表彰台に登る、つまりメダルを獲得することは、近年の大会の中でも特に厳しいと思われます。
予選ラウンド通過は問題ない
まず予選ラウンドですが、ここは全く問題ないでしょう。
プールGの日本はトルコ(世界ランキング16位)、カナダ(同11位)、リビア(同75位)の3カ国と戦います。
今年のトルコとカナダは共に若手中心で、世界最高峰のイタリアリーグなどで活躍する選手も少なくないですが、今の日本が敗れるような相手ではないでしょう。特にカナダはパリ五輪の主力選手が参加していません。リビアは議論するまでもないです。
予選ラウンドは2位以上で決勝トーナメントに進むことができるので、万が一トルコかカナダに敗れたとしても、日本が予選敗退となることはほとんどないでしょう。
ポーランドとの対戦が避けられない決勝トーナメント
プールGから勝ち上がると、決勝トーナメントの初戦の組み合わせは以下のようになります。
プールG1位 vs プールB2位
プールB1位 vs プールG2位
その後この2試合の勝者同士で準々決勝が行われます。
プールBのチームは、ポーランド(世界ランキング1位)、オランダ(同19位)、カタール(同20位)、ルーマニア(同22位)の4チームです。2位争いは混戦になりそうですが、1位通過はほぼ確実にポーランドでしょう。
つまり日本が決勝トーナメントに勝ち上がると、準々決勝までに確実にポーランドと対戦することになります。
ポーランドは世界ランキング1位、今年のネーションズリーグでも優勝し、今大会でも優勝候補筆頭のチームです。
日本は今年のネーションズリーグで予選と準々決勝で2度戦い、1-3と0-3でいずれも敗れています。更に世界バレーではエースのクレクが代表復帰を果たし、ネーションズリーグと比べてチーム力が更に向上しています。
このポーランドに勝つことは非常に困難であると言わざるを得ません。
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